ハイシートは子どもの乗せ降ろしも楽
バスケットは大きめで使いやすく、シートとの隙間もあるため通気性も良好
アップリカでは、シート高を上げることによって地熱から守る働きがあるとアピールしています。メーカーでの実験では、従来の38cm高と50cm高では、座面付近の温度に1.7度の温度差が生じるという結果例が出ているそうです。座面の高さによって赤ちゃんを守るというのは、画期的なPRポイントでした。実際、その座面の高さによってどれだけ温度が変わるのかというデータは持っていませんが、バスケットと座面との隙間に余裕が生まれることなどから、従来品よりも通気性はややアップしているのではないかなと推測されます。
ハイシートの恩恵はそれだけではありません。ガイドの考える、もっとも大きなメリットは「赤ちゃんの乗せ降ろしが楽」という点。座面が高くなれば、赤ちゃんを乗せるときに深くかがんだり、手首をねじることが少なくなります。育児中は腰痛や腱鞘炎に悩まされている方も多いと思いますが、そんなときに高い座面は威力を発揮すると思います。
座面の角度はフラットに近い
ハイシートタイプのベビーカーは、ブランドを問わず前上がりな形状が多く採用されています。これにはずり落ちを防ぐ意味合いがあるため、商品によってはリクライニングを立てていても、かなり寝た状態の体勢となるものもあります。ですが、スティックシリーズは座面の前上がり角度が浅いため、割と背中を起こした姿勢で座れます。
カフェのテーブルなどでも、そのまま使えるのもハイシートのメリットのひとつ
また、カフェなどに立ち寄った際、座面が高ければベビーカーをそのままベビーシートとして活用できるのはスティックシリーズならでは。座面高が50cmあるので、1歳過ぎのお子さんであればテーブルに手を伸ばすことが可能なのです(普通の高さのテーブルの場合)。座面の角度が緩やかで背中を起こせる体勢で座れるからこそ、大人と近いテーブルポジションをキープできるのです。前上がりの角度がきつかったり、地面に対して背板が寝ている設計の商品だと、子供の高さが低くなったり身体を起こしづらい可能性もあります。周囲の迷惑にならないよう配慮する必要はありますが、親子での行動範囲がちょっと広がるのは嬉しいですね。
シートの取替はスナップ式で楽々!
クッションシートは、座面に直接取り付ける方式で使いやすい
座面のクッションシートは、座面上のスナップを留める方式。これは着脱が簡単で好感が持てます。洗い替え用のシートも含め、一般的にはフレームにぐるりと紐を通したりスナップで留めるような方式が多いのですが、それよりもさらに手間なく、片手でもシートを着脱できます。例えば子どもがこぼした食べこぼしなどを取り除きたいとき、子どもを片手で抱きながらシートごと外してバサっと払う……なんていうシーンでは役立つかもしれません。
>> スティックの押し心地や機能をチェック!