宝塚ファン/元タカラジェンヌの活躍

三矢直生 30周年記念コンサート(2ページ目)

芸能生活30周年を迎えた三矢直生さんがコンサートを開きます。ご本人からのコメントも合わせご紹介します。

桜木 星子

執筆者:桜木 星子

宝塚ファンガイド


~三矢直生さんより~

■コンサートの見所などを教えてください。

私の音楽の原点は全て宝塚なのです。ジャズもクラシックもシャンソンもタンゴも。宝塚で教えて頂いた舞台の楽しさ、伝える事の至福感と、芸大で学んだ音楽の美しさを宝塚の曲を通してお届けしたい、と思っております。
芸大で共に学び、世界で活躍しながら、宝塚が大好き!という素晴らしい仲間の演奏も聴き所!でしょうか。


三矢直生

三矢直生

■宝塚時代の曲をたくさんお歌いになるそうですが、選曲はどのようになさいましたか?

舞台に立って30年という事もあり・・・。宝塚と歌が、大っ好き!だった【幼い頃の自分】が、「うんうん、この歌、すごく素敵ね。私も大好きなの!」と、言ってくれる曲を!と思って選びました。(笑)
そして、私を育ててくださった宝塚の花組時代、特に高汐巴さん大浦みずきさんの頃の歌を沢山歌います。
そして、ご一緒に舞台を創らせて頂いた大浦さんに感謝を込めて、僭越ですがひそかに勝手にトリビュートとして歌わせて頂きます。『メモワール・ド・パリ』や『テンダーグリーン』など・・・目下、泣かずに歌う稽古が一番大変です。(笑)


■三矢さんのライフワークとも言うべき「ままとキッズのコンサート」への思いをお聞かせ下さい。

心のこもった、丁寧で楽しい生の音楽を自分の子供に聞かせたい、と思ったのがきっかけです。
それと同時に赤ちゃんを持った途端に音楽会などにも出られなくなってしまう『ママ』も一人の素敵な女性なのよ!と、0歳から子供と一緒に楽しめる演奏会は出来ないものかなあ・・・と始めました。
なので、『トトロ』など子供の歌と『ジャズ』や『オペラのアリア』まで取り混ぜて、宝塚の様な、バラエティー溢れる演奏会をしています。
子供は、食いつくように聴いてくれます。なので、オトナも楽しめます。是非!


■決定している今後のスケジュールがありましたら教えてください。

大きいものは、10月にJohann Shtraussのオペレッタ『こうもり』のオルロフスキー侯爵を致します。クラシックですが、燕尾服のかっちょ良い男役です。
12月24日(土曜日)12回目になります『三矢直生グレースフルナイト』というディナーショーを、椿山荘(東京目白)でさせて頂きます。ずーっと12月24日にしております。
ライブもいくつか致します。ツイッターで順次告知させて頂いております。どうぞ、覗いてくださいませ。@mitsuyanaoです。


■読者の皆さんにメッセージをお願いいたします。

宝塚の舞台も演奏会も、お客様と時と心を共有できる素晴らしい空間です。
時が無限ではない中、そんな仕事を当たり前の様に30年もさせて頂いて来られ、本当に幸せに思います。
皆様のお心に届く楽しい歌を、特別な思いを込めて、創って参りたいと思います。
どうぞ、聴きにいらして下さいませ。
どうぞ、劇場にいらして下さいませ。


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