紫の扉と三角の螺旋階段
1. 紫色に塗られた鉄製の玄関ドア。インターホンと郵便受けは脇の壁に付いている。 2. 階段の踊り場が靴脱ぎになっている。 3. 2階のガラス間仕切り越しに階段を見る。 4. 鉄製の手摺は2階の冷蔵庫や地下の洗濯機の出し入れの際に取り外せるようになっている。 5. 階段室のコーナーは棚付きの三角収納。 |
ガレージは狭小地だからといって妥協はしていません。建物を支える南側と北側の2本の脚の間に、中型の外車が無理なく停まれるほどのスペースが設けられているのです。南側の脚にある紫色の扉を開けると踏面が壁から片持ちで伸びた螺旋階段が現れます。90cm角の踊り場が玄関の靴脱ぎ。この階段室の高さは地下から3階まで9mにもなります。階段にはMさんの几帳面さを物語るように、綺麗に磨かれたご自慢の靴が置かれていました。
◆建築データと建築家プロフィール