香港が誇るラグジュアリーホテル、ザ・ペニンシュラ香港
香港が世界に誇る、ラグジュアリーホテル、ザ・ペニンシュラ香港。世界中で愛される「ペニンシュラ」ホテルの発祥が、このザ・ペニンシュラ香港になります。笑顔でページボーイに迎えられ、一歩ロビーに足を踏み入れた瞬間、なぜこのホテルがこんなにも長い間世界中の人たちから愛されているのかを、肌で感じることができるでしょう。香港の歴史を象徴する、魅力的な貴婦人をご紹介しましょう。知れば知るほど彼女の虜になってしまいますよ!
ザ・ペニンシュラの歴史
ザ・ペニンシュラ香港が、「東洋の貴婦人」の愛称に納得できるほどエレガントで、かつ温かくも感じられるのは、オープン当初のおもてなし精神がいまに引き継がれているから。そもそもペニンシュラの歴史は、ユダヤ系イラク人のカドゥーリー兄弟が1880年代に上海と香港でのビジネスを大成功させた後、1928年にザ・ペニンシュラ香港を建設したことに始まります。香港では一番古いホテルグループとして登録されているんですよ。
1930年代にはハリウッドの大スターを迎えたり、60年代には香港で初めてのディスコをホテル内にオープンしたりと、香港の社交界に大きな影響をもたらしました。
第二次世界大戦中は日本軍に占領され、名前を「東亜ホテル」に変更したことも。おもてなし精神の延長に、溢れるほどのチャリティー精神もあり、戦後貧しい人たちに各種のトレーニングを与えたり、香港庶民の暮らしにも大いに貢献してきました(2011年現在は5月末までホープ・フォー・ジャパンチャリティーで日本の被災地への支援金集めも実施中)。
70年代には世界で初めて、ロールスロイスを取り入れての送迎サービスを開始。1994年に新しく30階建てタワーを増築してからは、ヘリパッドもできたため、ヘリコプターでの送迎サービスも可能になりました(これらの送迎サービスは別料金、ちなみに片道1万3千香港ドル/サービス料込、最大4名まで)。最高のものを提供するためにクオリティーにはこだわるというのが、このようなところからもうかがえます。