優柔不断な彼との恋愛……決断力に欠けるのはどうして?
「ねぇどれがいいと思う?」「わからないよ」優柔不断な彼はいつも自分の意見を言ってくれない。ちゃんと考えてる?
まるで懐の深いタイプであるかのような響きのするこの言葉。しかし彼の本音は「面倒だから君が決めてよ」「僕はどうでもいいから好きにして」という気持ちであることがほとんどです。
女性としては、できれば彼氏にリードして欲しいもの。たとえばふたりで旅行に行こうと計画したとき、何もかも彼女まかせにされては「本当に行きたいのかしら?」と疑問に思ってしまうでしょう。
特に心を許している女性に対し、さまざまな決定権を委ねる男性は少なくありません。イニシアチブを彼女に渡すのは、自分で決めることが苦手なことの表れ。
思うまま強引に振り回す「オレ様」タイプな男性と比べたら、優柔不断な傾向のある男性はとても優しそうに見えるでしょう。だけど付き合ううちに物足りなくなるのも、彼が優柔不断がゆえ。
特に恋愛の場面において、決断力に欠けるのはどうしてなのでしょうか。自他ともに認める優柔不断な知人男性数名に、本音を聞いてみました。
■文句を言われたくない
「どっちが似合うと思う?」ショッピング中、彼女が2着の洋服を当てがって彼に意見を求めたとします。「右のほうかな」彼なりに考えて答えても「えー左のほうがかわいいと思わない?」そう言って彼女は自分が選んだ左の服を持ってレジへ。
「こっちの意見を聞くつもりがないのなら、いちいち意見を求めないで欲しい。こういうことが繰り返されると『どっちも似合うよ』と無難な答えしか言わなくなるんです。たかが服1枚で楽しいデートを気まずくしたくないですから」
■それほど重要だと思えない
「深く考えず白と答えれば理由を聞かれ、なんとなくと言えば『ちゃんと考えてくれない』で気まずくなっちゃう。そもそも彼女に聞かれることは、白であろうと黒であろうとどうでもいいことなんですよ」
彼女にしてみれば、意見を求めることは言葉のキャッチボール。相手が女友達であれば、異なる意見こそが話題を盛り上げるスパイスにもなります。
しかし、相手が恋人となると受けとめ方が変わってくるのが女性のややこしいところ。恋人と共感することに幸せを感じる女性にとって、彼の異なる意見は感心するどころか「理解できない」と失望されてしまうことも。
彼の本音は「どっちでもいい」。しかしそう言ったら彼女はきっと怒るでしょう。何気ない彼女の反応がきっかけで委縮してしまう男性は、彼らだけではないと思います。
決断力は訓練次第で鍛えられる
ボードゲームなど、遊びを通じて判断力や決断力を訓練するのはよい方法です。
彼の優柔不断さに甘んじたくないのであれば、互いが納得できるよう折り合いをつけるしかありません。
彼女まかせにしていると、ますます彼の決断力は鈍ってしまいます。まずはデート中の食事など、簡単なことから彼に決めさせる習慣をつけていきましょう。
この場合「何が食べたい?」とたずねてしまうと、彼は悩んでしまいます。あらかじめ、あなたが食べたいものをピックアップしておき「エスニックと和食だったらどっちがいい?」のように聞けば、彼は「どちらを選んでもあなたに反対される可能性がない」と安心し、選ぶことができるのです。
優柔不断な人にありがちなのが、自分では何も提案しないくせに、相手の提案にダメ出しだけはするパターン。受け身でありながらNGだけ主張されたら、さすがのあなたもカチンとするでしょう。そのようなときは「どうしてダメなの?」と説明を促して。
たとえ優柔不断な面があっても、きちんと自分の意見が言えるような彼ならば大丈夫。真面目にあなたと向き合っているといえるでしょう。説明すら面倒だと拒否するような男性は、今後の付き合いそのものを考えたほうがいいかもしれません。
「彼が決められないのなら、私が全部決めるから別にいいわ」と思うあなたも、彼を甘やかしておくのは考えもの。
ふたりの未来にはいずれ、結婚といった人生のターニングポイントが訪れるかもしれません。そのときに「わからない」などと言われたらうんざりしてしまいます。
決断するのは脳の仕事。日頃から何かを決める習慣を放棄していたら、退化してしまうのも当然のこと。今からでも遅くはありません。少しずつ決断力がアップするよう、地道に彼の判断を仰いで。
ただし、あなたの考えと食い違っても文句を言ったり、頭ごなしに却下してはダメですよ。互いに相手を尊重する気持ちがあれば、違いを楽しむ心のゆとりも生まれるはず。
<ガイドからお知らせ>
最新記事の更新他、ガイドの活動情報や告知は公式ブログをどうぞ!
X(旧Twitter)もやっています。フォロー歓迎。
【関連記事】