結婚後に夫の「モラハラ気質」が発覚、しかも無意識……どうしたらいい?

結婚後に夫の「モラハラ気質」が発覚、しかも彼は無自覚……

長くつき合った彼氏でも、結婚した途端モラハラ夫化するケースは少なくありません。「騙された!」とあなたは思うでしょう。しかし夫自身は無自覚であることがほとんど。

無自覚のモラハラ化──夫が変貌してしまった原因によって、その対処は異なります。
 

「環境から刷り込まれたモラハラ」を治すのは困難

モラハラ化の原因の多くは、夫自身の育ってきた家庭環境にあります。おそらく夫の父親も、母親に対しモラハラ的な振る舞いをする人なのでしょう。そして母親は抵抗せず耐えていたのではないかと想像できます。

息子から見て、父親の態度は大きな影響を与えます。父親がモラハラ気質でありながら、それでバランスが保たれていた(ように見えた)家庭で育てば、「夫はこうあるべき」だと息子に刷り込まれてしまうのも無理はありません。

残念ですが、このような背景から起こったモラハラ気質を治すのは難しいと思われます。なぜならモラハラ的な態度や言動を否定することは、夫自身の父親を否定することに繋がるから。

カウンセリングなど専門家の手を借りればその限りではありませんが、夫自身が無自覚だとしたら、協力を仰ぐのも難しくなります。そんな夫と一緒に暮らしていくことが厳しければ、離婚も視野に入れたほうがいいかもしれません。
 

モラハラ夫に変貌したのは、妻が原因!?

モラハラは「自分より下」に見ている相手にしか発動されません。恋人だった頃は自分より上(または対等)な相手としてつき合っていたはずなのに、結婚し「夫」となったことで「妻」になった相手を見下すようになってしまうのです。

夫がモラハラ化した原因が、前述の家庭環境(父親の影響)でないとすれば、他に考えられるのは「妻側の変化」「夫側のストレス」。実は、夫が変わったきっかけは「妻の変化」が先ということも考えられるのです。

たとえば子どもの誕生がきっかけで、夫の言動がモラハラっぽくなるケースがあります。赤ちゃんが夜泣きをすれば「仕事で疲れてるんだから、なんとかしろよ」。育児が大変で家事をおろそかにすれば「1日中家にいるんだから、ちゃんとしろよ」。

妻に夫を思いやる心の余裕がないのはわかりますが、何も生活が変わっていない(ように見える)夫までもが妻を思いやれないのはひどい、と思いますよね。だけど夫にとっては、子どもの誕生を機に「妻が変わってしまった」ように見えているのです。

今までは夫を一番に考えてくれていた妻は、赤ちゃんに意識が100パーセント向いています。仕方のないこととはいえ、夫によっては「妻を(子どもに)取られてしまった」かのような幼児的発想(しかも無意識)が芽生えてしまうのです。

他に「夫側のストレス」も、モラハラ化を誘発する原因のひとつ。身近な妻を馬鹿にしたり身内の悪口を言ったりして、自分が優位になったような気分を味わうことで心の安定を保つ──それも無意識下のメンタルコントロールです。

誰かをサンドバッグにしなければ、心の均衡を保てない夫の心情。しかし何が原因であろうと、モラハラを正当化していいわけではありません。妻がサンドバッグになるのも、おかしな話。

では、夫が無意識に発しているモラハラに対して、妻はどのように対処すればいいのでしょうか。
 

夫婦は対等。妻を低く見る夫には、優しく「抵抗」しよう

うまくいっている夫婦は、年齢差も収入差も関係なく対等です。対してモラハラ夫は、無意識にあなたを「自分より下」の立場に置いています。そんな夫のモラハラ的な態度を助長してしまうのは、妻の態度も一因です。

夫が怖いから、あるいは夫に嫌われたくないから、傷つけられたことを伝えられなくなる。子どもの前でケンカしたくないから、ムカついても我慢してしまう。

これでは夫のモラハラは治りません。むしろ妻に対してひどいことを言ったり思いやりのない態度をしたことを「許された」と勘違いしてしまいます。

モラハラに抵抗するためには、優しく「子どもを相手にしているつもり」で諭すこと。夫という大きな息子を相手に「あなたはすごい」と褒め、「あなたの言うことはもっともだ」といったん受け止め、その上で「だけど私はそう言われたら傷つくよ」「妻の立場をわかってくれないのは悲しいよ」と正しく主張するのです。

同じことを何度も言われたら、何度でも同じように諭しましょう。相手は忘れているのですから、「前にも言われた」と思い出すまで10回でも100回でも誠意を持って訴えるのです。しつこく、かつ優しく諭せば、そのうち夫も言い返す前に思い出し、言葉を引っ込めるようになります。そして少しずつ、モラハラな言動や態度を出さなくなります。

大変かもしれませんが、相手が根負けすれば、この戦いは終わります。あくまで同じ土俵には立たず、心の中では「私のほうが大人」のつもりで穏やかに接し続けること。いつしか夫自身も(無意識に)あなたを格下だと思わなくなりますよ。
 


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