保育園が決まらない!
生活も落ち着き、子供も生まれ、次は仕事に復帰と思いきや、簡単ではない現実に直面
さて、2月も終わり、そろそろ悲喜こもごもの、保育園の内定通知が終了するシーズンでもあります。
働くママにとって切実な「保活」問題。
ニュース等で大きく報じられている通り、共働き世帯の増加により、待機児童は過去最高レベルに達しています。
先日もサイトを見ていたら、足立区ではすでに1578人の入所不承諾通知が発送されたというニュースをみて、東京都内でも厳しい状況が続いているのだな、と実感したりしていました。
再開発と保育施設不足の切っても切れない関係
以前、同じように武蔵小杉の駅前が再開発され、タワーマンション等が一気に立ち並び、人口が急激に増加した、ということがありました。川崎市中原区はいまでも保育園激戦地とのこと。川崎市は川崎駅前の再開発もあり、全般的に人口流入が加速し、全般的に保育施設不足に拍車がかかっているようです。このように、急激な人口増加を促す再開発は、保育園不足という副次的な産物を生みだしているといえるでしょう。
マンション購入時にこそきちんと検討しておきたい保育園の状況
マンション購入時には、多くの方が価格や広さ、エリアなどの周辺環境が判断軸となってマンション購入を決定します。その際に、いつか子供が保育園に入れるように、とまで考える人はそれほど多くありません。購入者の多くが、まずは資金の余裕のあるDINKS時代に購入し、購入して環境にも慣れ、落ち着いてきて初めて子供を産み育てることを考えます。
ところが、産んでみて、一年あまりのの育児休暇を過ごした後に、実は子供を預ける先がないかもしれない、という衝撃の状況に直面します。
過激な保育園争奪戦まずは月例で差がつく
確実に仕事に復帰したいなら、0歳児の4月に入所させるのが最も入りやすいといえます。そのせいか、4、5月生まれの子を持つ母は、ちょうど一年の育児休暇ともマッチしていてとても預けやすい状況にあるといえます。一方で早生まれの場合、2カ月程度でさすがに預けるのは躊躇してしまうので、結局1歳児の狭き門での戦いとなる人が多いようです。そのため、多くの人は育児休暇を早めに切り上げ、なるべく0歳児のうちに預けようとする傾向にあるようです。
引き続き次ページで解説します。