ブラザー MyMio MFC-J850DN(2ページ目)

デジタル子機が付属　電話線を気にせず設置できる

MyMioシリーズで最も魅力的なのが電話＆ファクス機能だ。無線ファクスに対応したことで、通信ボックスさえ電話線に接続すれば本体はどこにでも設置できるようになった。

ファクス機能はメモリにいったん保存したファクスを画面で確認し、必要なものだけ印刷できる「みるだけ受信」機能、送信前にファクス内容を確認できる「みてから送信」機能に対応。PCファクス送受信にも対応しているので、WordファイルなどをそのままPCからファクス送信したり、受信ファクスをPCに取り込める。紙代、インク代の節約にもかなり役立つ機能だ。

無線LAN対応で家中どこからでも印刷できる

「無線対応」というのは電話・ファクス機能にとどまらない。USBだけでなく、無線LAN（IEEE802.11b/g対応）で接続できるのも魅力だ。印刷だけでなく、書類のスキャン、受信したファクスデータの保存、カードスロットからのデータ読み書きなどもネットワーク経由でできる。

「AOSS」（バッファローが開発した自動接続機能）と「WPS」（Wi-Fi Allianceが策定した自動接続機能）に対応しているので、接続設定も簡単だ。

インク節約モードで印刷コストをしっかり節約！

無線ファクス機能や電話だけがMyMioシリーズのオンリーワン機能ではない。インクの使用量を節約できる「インク節約モード」もほかにはない便利機能だ。単純に全体の色を薄くする一般的な「節約印刷」とは違い、このモードは画像や文字、図などの輪郭はそのままに、べた塗り部分を薄くすることで約50％程度のインク節約を実現している。

すべてのプリンタ・複合機メーカーが本体を比較的安く売ってインクやトナーで儲けるビジネスモデルを採用している中で、インク使用量を大幅に減らすこのモードを搭載しているのは英断と言える。ユーザーには是非とも使ってほしい機能だ。