カフェ/三軒茶屋・駒沢・下北沢・荻窪のカフェ

NOZY COFFEE(ノージーコーヒー) 三軒茶屋(2ページ目)

20代の若い4人がつくりあげる新スタイルの実力派コーヒー専門店。こだわりは、ブレンドしない「シングルオリジン」。すでに日本各地はもとより海外からもコーヒー好きのお客さまが訪れて、高品質のコーヒー豆の個性を楽しんでいます。

川口 葉子

執筆者:川口 葉子

カフェガイド

コーヒーへの興味からフェアトレードを学んだ学生時代 

毎日、焙煎後に必ずカッピングをおこなって味を確認。

左:能城さん 右:焙煎後に必ずカッピングをおこなって味を確認。

もともとコーヒー好きだった能城さん。在学中にアルバイトをしたスターバックスを通してフェアトレードを知り、大学の研究室でコーヒーのフェアトレード・プロジェクトに参加。

しかし研究を深めるにつれ、フェアトレードの難しい側面を認識することになります。たとえば「生産者の暮らしを守る公正な価格で取引を」という善き理念と、コーヒー豆のクオリティとのバランスの問題。

NOZY COFFEEは品質のすぐれたコーヒーを最優先に、自分たちでカッピングしておいしさを確認した豆だけを仕入れています。
コーヒー豆の値段は総重量で決まります。多く買うほど割安に。200g 1200円、400gなら1600円(安い!)

NOZY COFFEEでコーヒー豆の購入するときは、組み合わせ自由、価格は総重量で決まります。多く買うほど割安になる仕組み。

あえて「スペシャルティコーヒー」を謳わず 

グアテマラ アンティグア ラ フォリー、コスタリカ ラ カンデリージャなど、扱う豆はスペシャルティコーヒーやCOE(カップ・オブ・エクセレンス)など最高ランクに位置づけられた豆ばかり。しかし、NOZY COFFEEの店頭にはスペシャルティコーヒーの文字は見あたりません。

「スペシャルティコーヒーの概念にはまだ曖昧な部分があり、人によっても定義が違うので」と能城さん。コーヒー豆の声に素直に、シンプルに耳を傾けたい……そんな姿勢が伝わってきます。

注意深く重ねられた思考。くっきりした意志。おいしい一杯への情熱。能城さんとのやりとりには確実な手応えがあり、また決して主義主張を押しつけることをしないので、すでにコーヒー愛飲歴の長い人も、まったくの初心者も、ここで小難しくないコーヒーの魅力に出会えることでしょう。
陽当たりの良い一階。カウンター席の正面に見えるのはシニフィアン・シニフエ。

陽当たりの良い一階。カウンター席の正面に見えるのはシニフィアン・シニフエ。

それにしても、出店にあたってなぜ三軒茶屋駅と池尻大橋駅の中間、駅から少し離れたこの立地を選んだのでしょうか? 
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