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一橋大学(3ページ目)

東大、京大の陰に隠れて地味な大学に思われがちな一橋大。実は様々な点でユニークな大学である。理想的な教育環境や先進的な研究、素晴らしい就職状況をご紹介したい。

吉田 敦彦

執筆者:吉田 敦彦

学習・受験ガイド

一橋大学の試験傾向

センター試験では、およそ85%以上の得点が必要だ。80%あれば、なんとか第1次選抜を通過するだろう。

■英語 
センターと2次試験の合計点1000点のうち英語は300点もある。英語を得意科目にすると楽だろう。しかし、一橋大学2次試験の英語はなかなか難しい。正確な精読力が必要だ。それでも、昔ほどの難文は出なくなった。ポイントになるのは、自由英作とヒアリング。この対策を比較的早い時期からやっておく必要がある。ヒアリング対策は毎日NHKのラジオ(ビジネス英会話)などを使って、こまめに聞くようにしておきたい。

■国語 
国語も記述を中心とした難度の高い問題が多い。記述力の養成が一番大切。古文、漢文の勉強もおろそかにはできず、高い学力が求められる。記述が基本なので、学校の先生でもいいし、塾の先生でもいいので過去問の添削を必ず行ってほしい。

■数学 
最近は標準的な問題が多い。パターンにはめて解こうとせず、いろいろな問題を解いて、応用力を身につける必要がある。整数問題は必須。東大模試を必ず受けて、弱点補強をしておくと有効だ。数学も国語と同様に、記述問題の添削を必ず行うこと。機会がない場合は、Z会の通信添削がいいだろう。数学が不得意な人は、傾向がよく似ている学習院大の問題を基礎問題として解いてみるといいだろう。

■社会 
日本史は教科書中心に出題されている。教科書をメインにした記述練習をしておくこと。世界史は中世、近現代の国際関係、アジア近代史からは必ず出題される。論述練習をやっておこう。地理は基本事項を問う問題に変わってきている。高得点が必須となる。倫理・政治経済は、基本事項を押さえながら記述練習をしておこう。

受験対策は長期にわたるので、やる気を維持することが問題になる。たとえ個人で勉強する場合でも、模擬試験を積極的に受けたり、予備校や塾に通うなど、他受験生との接触を持つようにしたい。一橋大学を受験希望する生徒は、最初からこの大学を志望してくる。まじめな生徒が多く、豊かな自然の中で、じっくり研究をしてみたい人にはオススメの大学だ。
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