そこで今回はオール電化リフォームの損益分岐点を探ってみたいと思います。これからオール電化リフォームを検討している方はぜひ一度チェックしておいてください。
オール電化の中心はエコキュートとIHクッキングヒーター
エコキュートとIHクッキングヒーターは、オール電化の基本アイテムです。果たして本当にお得になるのでしょうか?
- エコキュート(自然冷媒ヒートポンプ給湯器)
- IHクッキングヒーター
- 床暖房
- 浴室暖房乾燥機
- 食器洗い乾燥機
- 太陽光発電システム
近頃「オール電化リフォーム」として、ガス(もしくは石油)給湯器をエコキュートに、ガスコンロをIHクッキングヒーターに取り替えるリフォームが流行っています。火を使わないという安心感とランニングコストが魅力となっています。
オール電化導入コストは約80万~120万円
3~5人の一般的な戸建住宅において、ガス給湯器(24号)の交換費用が約20万~30万円であるのに対し、エコキュートは約60万~90万円程度(貯湯容量370~430リットル)かかります。また、間口750mmのキッチンビルトイン型ガスコンロの交換費用が15万~25万円であるのに対し、同サイズのIHクッキングヒーターでは20万~35万円です。ガス給湯機・コンロのリフォーム費用が合計約35万~55万円であるのに比べ、エコキュート・IHクッキングヒーターのリフォーム費用は合計約80万~120万円となり、オール電化設備の方が工事費用が高くなる傾向があります。
この価格差を月々の光熱費で埋めていくことになるのですが、果たしてオール電化リフォームはどの程度の費用対効果が望めるのでしょうか。次のページでご紹介します。