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カロッツェリア新メインユニットはメチャ安!(3ページ目)

カロッツェリアが普及価格帯のメインユニットを5機種、新発売した。最近のデフレを反映して、CDメインユニットの最上位モデルが22,050円。とにかく安さが際だつが、果たしてその実力は? 

石田 功

執筆者:石田 功

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iPodを接続できるUSB&AUXを搭載

DEH-560(15.750円)とDEH-460(12,600円)は、DEH-P760同様、フロントフェイスにUSBとAUX入力を備え、iPod/iPhoneやUSBメモリーなどのUSBデバイスの接続に対応したモデル。DEH-P760と比べると、イコライザーが3バンドになるなど、サウンド調整機能が省略されている。拡張性に関しても、DEH-560はサブウーファー/またはリア出力用のプリアウトを1系統装備し、サブウーファー用のローパスフィルターを装備しているが、DEH-460にはプリアウトもローパスフィルターも無い。したがって、外部アンプ等のシステムアップは考えない人のためのものと考えればいい。
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DEH-560

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DEH-460


プリアウトの有無のほかにもDEH-560とDEH-460には、大きな違いがある。マルチカラーLEDイルミネーションの有無だ。マルチカラーLEDイルミネーションを搭載するDEH-560は、イルミネーションの色を自在に変更可能。あらかじめプリセットされた30色から、好みのイルミ色に手軽に切り替えられるほか、赤/緑/青の各色を細かく調整して、思い通りの色に調整できる。その組み合わせは22万通り。だから、クルマのインパネ色とDEH-560にプリセットされたイルミ色が微妙に違う場合でも、3色を微調整して色を合わせることも可能だ。

メディア対応力も十分

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USBとAUX入力を装備

メディア/フォーマット対応力は、DEH-P760と同等。日本語表示には対応していないので、J-POP等、日本の曲を多く聴く人には優しくないが、iPod/iPhone側でのコントロールモードで操作すれば問題ないともいえる。またDEH-P760は、コントロールモードでiPhoneのビデオを再生ししようとしたとき、きちんとタグ付けされていなかったためにエラーコードが出て再生できなかったのだが、DEH-560&DEH-460では、同じiPhoneのビデオを再生できた。このあたりは、DEH-P760と微妙に違う部分だ。

USBで再生できるファイル形式はMP3/WMA/WAVの3形式。DEH-P760とは異なり、AACには対応していない。この3形式のファイルは、CD-R/RWでも再生可能だ。音楽の圧縮時に失われた音を補完するアドバンスド・サウンドレトリバーを搭載しているので、圧縮音源もCDに近い音質で楽しめる。ほかに、5モード・プリセットイコライザーや2モード・セレクタブルラウドネスといった機能も搭載する。

音質は、価格以上の満足度が得られるレベル。中域に十分な密度があり、聴き心地のいいスムースなサウンドだ。面白いのはDEH-460よりDEH-560のほうが、わずかながらハイクオリティに感じること。音の傾向は同じだが、中高域の質感と低域の解像度が高まっているようだ。予算は少ないながらも、iPod/iPhoneやUSBなど、デジタルメディアの音楽を楽しみたい人にぴったりのモデルといえる。
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