立会い出産
立会い出産した男性のほうが、育児に積極的に関わるって本当!?
Q:
・立会い出産したほうがいいでしょうか? 主人は私の意見を尊重すると言っていますが、周りのパパから「立会い出産をして感動した!」という話を聞くといいなと思う一方で、ネットでは「女として見れなくなった、セックスレスになった」ということも目にするので、悩んでいます。
A:
これも、どちらでもいいのですが、立会った方がいい!が僕の意見です。ただし、産まれるときだけ分娩室にいる「なんちゃって立会い」はNGです。立会うのであれば、いつお産になるかわからない、お産までの陣痛を共有してください。立会う夫の一番の仕事は、奥さんが、いかにお産に集中できるか、サポートすること。夫はあくまでも黒子、その黒子にどれだけ徹することができるのか。そこには、察する力が要求される。ただいるだけでは、邪魔者になってしまう可能性もある。立会いはとは覚悟がいることです。
でも、そうした立会いができると、夫にも達成感が広がり、感激もひとしお。涙があふれ出てきます。「お産に立会ってからセックスレスに……」などと、ネガティブなことを言っている輩は、きっと「なんちゃって立会い」だったに違いありません。
僕がいつも唱えているのは、「サポート上手は仕事もできる男です!」、こうした立会いができると、夫婦の絆が深まり、家族としての大きな一歩を踏み出せるだけでなく、パパの中に眠っていた可能性が目を覚まします。パパのメラメラとしたここの気づきは、家族だけでなく、未来へと向けられ、社会にも還元されてゆくでしょう。こんな機会を失ってしまうのはあまりにもったいない。 立会い出産は、元気がない日本のV字復活への処方箋! 果たして自分はどう変わるのだろう? ワクワクしてきませんか。パパたちよ、勇気をもってお産に立会おう!
会陰切開
Q:
・会陰切開するほうがいいのですか? しないほうがいいのでしょうか?(自然に裂傷した方がひどいという話もあり、不安です)
A:
必要であれば切ったほうがいいし、そうでなければ切らないほうがいい。あたりまえのことです。病院のお産の方針によっても違ってきます。できるだけ切開しないところは、助産師さん主導のゆっくりと待つお産をしているところが多いかもしれません。初産婦は全員切開と入れるというところもあるでしょう。また、同じ会陰でもゆったりとした環境では伸び方が違います。セックスをイメージしてください。相手や環境などによって体の反応もまったく違ってきますよね。お産でも体がゆるめば会陰もゆるんで伸びてゆく。でも、それでも切れるときは切れるのです。自然に裂傷するほうがいいのか、切れそうになれば予め切ったほうがいいのかの答えもでていません。まあ、あまりかわりません。もちろん、赤ちゃんの状態によっては早めに切開をして、迅速に娩出しなければならないこともあります。
気にはなるでしょうが、たとえ会陰切開をしたくなくても、バースプランがあれば、「会陰切開をしないでください」では医療者も引いてしまいます。「できるだけ会陰切開をしないで産みたい」のように書いておくようにしましょう。もちろん、切開をして早めにお産にしてほしい希望がある場合は、それも伝えること。大切なことは、切った・切らなかった、切れた・切れなかったでなく、そこに至るプロセスです。
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