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2008年登場のスバルエクシーガが100万円切り(2ページ目)

不況とはいえまだまだミニバン需要は底堅いものがありますが、スバル初のミニバン・エクシーガは、原稿執筆時点で100万円切りの中古車が見つかるほどおいしくなっています。7人乗れる“レガシィミニバン”、買うなら今ではないでしょうか。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

1年で80万円以上値落ちしたCVT搭載車も

“スバルらしい爽快な走りと快適な乗り心地(同車のプレスインフォメーションより)”を手に入れ、ツーリング7シーターというコンセプトを打ち出してデビューしたエクシーガ。“クルマで出掛けること自体が楽しいと思える(同上)”ミニバンであることは間違いありません。エンジンはもちろん水平対向4気筒。2Lの自然吸気と、2Lターボが用意されました。

スバルエクシーガ シート

3列目シートでも大人が快適に過ごせる空間があります。3列目へは2列目シートのレバーを引くことで、1アクションで乗り込むことができます。オプションのパノラミックガラスルーフは1160mm×851mmという大開口

サイズは現行オデッセイとほぼ同じ。あちらの低重心レイアウト同様に、燃料タンクの形状を変形にすることで2列目と3列目シートの下にすべりこませるなど、重心と車高が低くなるよう苦心しています。シートは、1列目より2列目が70mm高く、さらに2列目より3列目が70mm高くなる、いわゆるシアターレイアウトを採用。3列目シートに大人が座っても十分な空間と、閉塞感のない視界を確保しています。

3列目シートはリアゲート側からも倒すことができます。座面を沈み込ませながらシートバックを畳む機構のため、フラットなカーゴスペースを作り出せます。こうすると、本当にレガシィツーリングワゴンみたいに使えます。ラゲージにはカーゴフックや電源、さらに床下にサブトランクまで備えています。

スバルエクシーガ ラゲージ

ラゲージの奥行きは、3列目シート使用時で463mmとまずまず。3列目を畳むと奥行きは1220mmとなります。「3列目シートの付いたワゴン」として使うという方法も十分にあり。しかも3列目がちゃんと使えるワゴンです

ライバルと目されるオデッセイとは、そもそも排気量とミッションが違います。2Lの自然吸気とターボのエクシーガに対し、オデッセイは2.4LでCVTまたは5ATが組み合わされます。そういったこともあり、新車時価格はオデッセイのほうが高いのです。

それでも、似たようなコンセプトの両者。同じ走行距離での中古車を比べて見ましょう。エクシーガの1.5万kmの中古車は2.0iLの4WDで、中古車価格は145万円、新車時価格は236.3万円。いっぽう1.6万kmのオデッセイは2.4Mの2WDで、中古車価格は193万円、新車時価格は259万円。わかりますか? 新車時価格の約23万円の差が、48万円に広がっているのです。

ちなみにエクシーガは2009年4月に、それまで4ATだった自然吸気モデルを、現行のレガシィシリーズにも搭載されている新型のCVTに換装しました。そのモデルも146.7万円から見つけることができるのです(2.0iL 4WD/2010年式/1.7万km/修復歴なし。新車時価格は231万円)。1年落ちで84.3万円も落ちています。

エクシーガには2WDもありますが、せっかくスバル車に乗る以上、やはり4WDを選びたいもの。それが1年で80万円以上も安く手に入るとあっては、しかもライバルと比べても値落ちが大きいのですから、とてもおいしいと言えるでしょう。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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