次世代PSP発表!コードネームはNGP
いよいよ、PSPやPSPgoから、次の時代へとPSPが進化していきます。
その発表会なんですが、NGPの性能や、新機能をアピールしながら、もう1つ、SCEの明確な意志が読み取れました。それは、このNGPをどこで売っていくか、という姿勢です。結論から言えば、海外に力を入れるよ、という意志がヒシヒシと感じられます。
誤解のないよう、最初に申し上げておくと、日本市場をおろそかにして、という意味ではありません。しかしそれ以上に、海外を強く意識した発表会でした。NGPについて簡単なご紹介をしつつ、SCEがNGPをどう扱っていこうとしているのかについて、考えてみたいと思います。
NGPってどんなハード?
なんだか、ちょっとクラッとくるぐらい、たくさんの機能が搭載されています。
また、入力インターフェースが実に多様になりました。PS3のコントローラーを彷彿とさせる、左右2つのアナログスティック、前面と背面の両方に装備された2つのタッチパッド。さらに、これまた前面と背面の両方に配備されたカメラ。それから、NGPを傾けたり、動かしたりして操作ができるモーションセンサーとジャイロセンサー、電子コンパス機能にGPSも内蔵、音声を入力するマイクも装備しています。今までとは違う操作方法、遊び方のゲームが登場する為の土台をかなりリッチに装備しています。
通信機能は、従来のWi-Fiはもちろん、3Gを搭載し、いつでもオンラインに接続が可能です。また、実は重要なのがゲームソフトのメディア。従来のUMDから変更され、フラッシュメモリをベースにしたカードタイプのメディアを使用することが発表されました。円盤メディアじゃなくなったことで、動作が静かになったり、ロード時間が短縮されることが期待できます。もともと、充電池の容量が限られる携帯機において、円盤メディアをドライブで高速回転させてゲームをするというのは、あまり相性が良くありませんでしたからね。
さて、これらたくさんの新機能ですが、いくつか、海外市場を意識していると分かるポイントがあります。発表会の模様とあわせて、お話してみたいと思います。