着物・着付け/その他の着物関連

スタイリストと着物のプロが提案する着物の楽しみ方(4ページ目)

かつては普段着としても活躍していたはずの着物は、今や特別なときにしか着ない、敷居の高いものになってしまいました。しかし、私たちの中にはまだ日本人の民族衣装を楽しみたいという気持ちが、どこかに残っているはず。表参道の「PASS THE BATON」で行われたイベントでは、スタイリストとアーティストが、着物の日常での楽しみ方のヒントをくれました。

久野 梨沙

執筆者:久野 梨沙

レディースファッションガイド


知的な遊び心のある着物の着こなし

スタイリストとアーティストが提案する、着物の楽しみ方

色無地は、合わせ方次第で格式高い場所にも街着としても着られる、幅の広い着物

着物スタイリストの如月まみさんは、「新年の慶びの余韻を残したコーディネート」で。竹の地紋入りの、爽やかなブルーの色無地をセレクトしました。他の出演者との調和を考え、色から始めたコーディネートだそう。おもてなしを大事にする日本人らしい、周囲の調和を考えた着こなしです。

スタイリストとアーティストが提案する、着物の楽しみ方

着物を羽織りに仕立て直したり、着物を帯に仕立て直したり。手を加えながら長い時間楽しめるのも和装の魅力

帯は、リサイクルショップで見つけた羽織を帯に仕立て直したもの。村上氏が作るペイントアートを意識したセレクトです。また、その柄が「松」をデフォルメしていて、着物の地紋の「竹」と組み合わせることで、おめでたい印象を与える着こなしに。


 

スタイリストとアーティストが提案する、着物の楽しみ方

刺繍入りの半襟で、顔周りも華やかに

頭に飾った珊瑚のかんざしは、縁起物である南天の実のイメージ。その場にいる人や、時期を意識して1点1点を組み合わせる和の着こなしは、大人が夢中になれる「知的な遊び」と言えそうです。

 

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