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PS+が本当に「ダメな子」なのかを考えてみる(2ページ目)

PlayStationNetworkの目玉サービス、PlayStation Plus。しかしながらこのサービス、非常に微妙な存在のようで…?

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド


ディスカウントもゲームアーカイブス祭り

PSNのダウンロードゲームが期間限定で値引き購入できるサービスについては、サービスイン当初のコンテンツは購入済みだったため、筆者はその恩恵に預かることが出来なかった。
その後はゲームアーカイブスの半額販売がメインのサービスになっている。
アバターや壁紙の無料配信はそれほどレア感のあるものでもなく、全体的に「まぁ500円だしね」という少々寂しい感じになっているのは否めない。

ゲームアーカイブスを大活用する人にとってはいいかも知れないが、現在のところ「誰もが知っているメジャーなタイトルがフリープレイで配信!」というような感じにはなっていない。
ただ『アークザラッド』『ポポロクロイス』などは懐古ゲーマーには少し嬉しいかも知れない。

そして少々むず痒いのは、新しいダウンロードタイトルが発売されても「その内PS+で優待販売されるんじゃなかろうか」と思い、購買意欲が衰退する恐れすらあるということだ。
これは優待販売されるタイトルに法則性がないためで、例えば「新作を積極的に優待販売する」というスタイルではないからだ。

PS+は過去に販売されたダウンロードタイトル、ゲームアーカイブスから埋もれたコンテンツをアピールする良い手段かもしれない。
だが、気になるコンテンツはガンガン遊んでみたいというユーザーには向かないのではないだろうか。

唯一実用的に感じたのは、時間制限付きでゲームが体験できるサービス「ゲームトライアル」だ。こちらは新作や注目度の高いタイトルが冒頭だけ遊べるので、加入しているといいことがあるかも知れない。

このあたり、筆者としてはターゲットをどう捉えているのか微妙に感じる点は多々あるが、意外に「普段あまりゲームで遊ばないユーザー」のほうがしっくり来るかも知れないと感じた。

オススメされているからなんとなく遊ぼうか、というくらいの緩さが、多分このサービスを楽しむコツなのである。

ちなみにPS+に加入していると、手持ちのゲームのアップデートを自動でやっておいてくれるというサービスがある。こちらはなかなか実用的なサービスなので、いっそPS+での配信タイトルをインストールまでやっておいてくれてもいいのではないだろうか。

さて、残念ながら少々「ダメな子」とも言えるPSN+だが、大本であるPSNもそれなりの過渡期にあると言える。

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