和なんだけど北欧
 

ガイド:
全て漢字2文字の曲名にこだわりを感じますが、“和”にこだわった理由は?

永井:
自分が何者であるか不安になったときに、「自分は日本人である。」ということは揺るぎない事実だと思い、日本人として、折衷のうまさ含み、和から始めてみようと思いまして、曲名も全て漢字2文字に揃えました。

ガイド:
サウンドにも「睡蓮」での尺八音、「水槽」でのメロディーなど、“和”を感じますが、同時に北欧的な触感もありますね。北欧系のエレクトロニカなどはお好きなのではないでしょうか?

永井:
mumはもちろんanimal collective、Sigur Ros、ヨンシー(Jonsi)のソロは最高に好きです。MEW(デンマーク)、Electric President(アメリカ・フロリダ州)、Lali Puna(ドイツ)、The Go Find(ベルギー)、メルツ(ドイツ)など、北欧以外のロックやエレクトロニカも好きです。最近聴いているのはKYTE、HURTS、PARADES、SUMSUN等です。

北欧は音楽のみならず、文化も大好きです。アイスランドでは道に大きな岩があっても、そこは妖精のすみかだから、という理由でどかさないそうです。日本にもこの木には精霊が住んでいるから切ってはいけないとかありますよね。私には北欧と日本はどこか似ているように思えます。北欧の音楽には懐かしさを感じます。

ガイド:
確かに北欧と日本は実際の距離よりも気持ちは近いですね。
個人的に特に好きな曲は、10曲目の「昇華」。メロディーが綺麗で、曲にも抑揚があって、素敵です。

永井:
ありがとうございます。嬉しいです。この曲は言葉とメロディーが同時に降りてきたので、素直にデモにしました。歌詞を書き直そうかとも思ったのですが、降りてきたわけだし、無理に後付けでこねくり回さなくてもいいかなと、そのままにしました。そのデモを狩野君がドラマティックに展開させてくれました。

ライヴにむけてピアノ練習中

ガイド:
ライヴはされるのでしょうか? 今後の活動予定などあれば、教えてください。

永井:
したいなと思っていて準備中です。いろいろな仕掛けをしたいなと思ったり、シンプルにしたいなと思ったり。揺れる妄想は膨らむばかりです。

音楽はどこか別な場所に連れて行ってくれるスイッチだと思っているので、ライヴもそんな装置になりたいです。

狩野:
ピアノ練習中です(笑)。

ガイド:
ライヴ、見せて頂ける事を楽しみにしております。ありがとうございました。

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