mixiとの違いは?
さて日本でSNSといえば、mixi、GREE、モバゲータウンなどが上げられますが、これらはFacebookと何が違うのでしょう?GREE、モバゲータウンの様にゲームを中心としたSNSとFacebookが違うのはすぐに分かると思いますが、同じ友達同士との交流を軸としたmixiとはどう違うのでしょう? それはFacebookがmixiに比べ、より友達同士と交流をすることに注力、徹底している点です。
例えばmixiニュース。現在、mixiは新聞、雑誌、ニュースサイトなどあらゆる媒体のニュースをカテゴリ別に分けて紹介するmixiニュースを提供しています。
mixiがマイミク同士の情報共有のネタとして提供しているmixiニュース
mixiユーザーはこれらのニュースを見てmixiチェック、ボイス、日記などを使ってコメントしたり感想を書いたりし、それをまたマイミク同士で共有できるようになっています。
しかしFacebookは、自らが情報やコンテンツを提供するということは基本的にしません。ではどうするかというと、全てユーザーが自分でおすすめのニュースや情報を投稿し、それを友達同士で共有するのです。
mixiのように友達、友達ではないに関わらず全てのユーザーが同じニュースに触れるのではなく、自分のニュースフィードには必ず自分、もしくは友達が興味あったり、友達に薦めたいと思った情報だけが流れてくる仕組みになっています。
結果としてニュースフィード上で何かアクションを起こせば、それは必ず友達との交流につながっていくということになります。そういった意味でFacebookは友達同士との交流にどこよりも特化したSNSであるといえます。
また実名制ということもあり、海外ではビジネスでの利用も多く、日本でも2010年10月には就職活動情報サイトのリクナビと提携し、同じ業界を目指す仲間や志望業界に内定している先輩、または実際に志望業界で働く先輩を探すことができるコネクションサーチを開始するなど、就職活動を行う学生へのアプローチを始めています。
次のページでは、「なぜ実名性なのか」など、Facebook誕生の歴史を振り返ります。