質感も大幅アップ
ボディの大型化で後席足元スペースの拡大を実現。大柄な人でもくつろげる空間になった
先代モデルもインテリアの質感に大きな不満はなかったが、新型トゥアレグは実質的なフラッグシップらしい高級感を抱かせる完成度だ。また、安全、快適装備の充実化も目覚ましい。プリクラッシュシステムのフロントアシストの採用、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、ボルボがいち早く採用していたレーンチェンジアシストなどに対応。さらに、日産エルグランドなど国産車では珍しくないが、アラウンドビューカメラも採用し、HDDナビも専用開発されている。なお、フロントアシストとレーンキープ、レーンアシストはハイブリッド専用装備だ。
激戦区のライバルは
ラゲッジの広さはボディサイズからして申し分ない。後席を倒せばフラットで広大な空間になる。床面のレールにロッドやストラップバンドを備えたシステムをV6モデルに採用
日本のSUV市場は、ミドルサイズやコンパクトSUVにスイッチしている。とはいえ、アメリカンSUVをのぞくと、レクサスのRX、ポルシェ・カイエンやBMW X5、メルセデスのMクラス、アウディQ7、レンジローバーシリーズなど大型SUVも健在だ。もはや大型SUVは、都市生活者の新しい高級車として定着した。新型トゥアレグは、セールス的にもトップランナーになる可能性が大だろう。ハイブリッドモデルも含めて気になる走りは、次回お届けしたい。