痴漢の対策/痴漢・性犯罪・ストーカーを防ぐ

電車内の危険は携帯電話で防げ!(2ページ目)

電車内では「痴漢」「露出魔」「盗撮」など、女性にとって危険な事態が起きやすいもの。そこで、今や誰もが持っている携帯電話を、防犯的に有効活用しましょう!

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

「露出魔」は証拠写真で押さえる!

膝がゆるまないように注意!

膝がゆるまないように注意!

中程度の込み具合や空いた電車内、とくに車両連結部に近い座席などでは露出魔が出現します。居眠りをしていてふと気付いたら隣の座席や正面に、体の一部を露出した男がいてショックを受けることがあります。やはり突然のことであれば大声をあげたくても声は出ないもの。男がそのまま逃走してしまえばそれまでとなってしまい、再犯を繰り返すでしょう。

そんなときも、すぐに携帯電話のカメラ機能を起動させて、撮影してしまいましょう。逃れようもない証拠となります。その場では逃げられたとしても、各駅の駅員や鉄道警察隊に届け出れば、後日の逮捕につながる材料となります。もとより、電車内で油断していると女性は露出魔の被害に遭いやすいと自覚しておくことが大切です。

「盗撮」も許すまじ!

手に持っている携帯電話を活かせ!

手に持っている携帯電話を活かせ!

丈の短いスカートで座席に座っているときに膝の上にバッグやコートな上着、ショールなどを置いておかないと、向かい側にいる盗撮者に盗撮されてしまう恐れがあります。特に居眠りをしたり、音楽プレーヤーで耳をふさいでいたり、携帯電話を見ることに夢中になっていたりすると気がつかないうちに盗撮されているかもしれません。被害を受けないように居眠りはせず、周囲に気を配りましょう。

しかし万一、盗撮被害を受けた場合には、やはりその盗撮者を携帯電話のカメラで写してしまいましょう。位置関係も特定できますし、相手のカメラには画像が残っているはずです。よく、盗撮の事実をまぬがれようとデジカメや携帯電話を破壊して逃げる者もいますが、その行為自体が不審であり自ら犯行を認めているようなものです。また、壊されたとしても、画像を復元できる可能性も低くはありません。

街中の「防犯監視カメラ」を「プライバシーの侵害」としてそれをよしとしない人たちもいますが、さまざまな事件で、保存された画像が犯人検挙につながっている実態があります。今や誰もが持っている携帯電話のカメラ機能は、一般の人でも事件・事故の現場を撮影して貴重な資料となることも多いのです。被害者となりうる女性たちが自ら撮影するだけでなく、トラブルに気付いた周囲の人たちも同じようにカメラ機能で録画することで、より具体的に確実に犯人検挙につながると覚えておきましょう。

■「スカート内盗撮」被害を防ぐ基礎知識

■盗撮を許すな! ねらわれるスカートの中
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