温泉/関西の温泉

山陰湯村温泉

日本には有名な湯村温泉が三つあります。ここでは兵庫県の湯村温泉を、山陰湯村温泉として紹介します。名前から分かる通り昔は「湯」という村でした。それが温泉村、温泉町、新温泉町と変化して今に至ります。今でも大字が「湯」。このように温泉の中の温泉ともいえるのが、山陰湯村温泉なのです。

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

山陰湯村温泉とは

山陰湯村温泉中心部

荒湯源泉を中心とした湯村温泉街

関東で湯村温泉と言えば山梨県ですが、関西で湯村温泉と言えば兵庫県。他にも島根県にも湯村温泉がありますので、それぞれ甲府湯村温泉、山陰湯村温泉、出雲湯村温泉と呼んで区別します。ここでは誤解を招かないように、兵庫県の湯村温泉を山陰湯村温泉として紹介します。

名前から分かる通り昔は「湯」という村でした。それが温泉村、温泉町、新温泉町と変化して今に至ります。今でも大字が「湯」。湯および温泉と言えば、この付近では湯村温泉という事でしょう。温泉町だった頃には、今の薬師湯の場所に温泉町役場があったので、国道の標識にも「温泉 20Km」などと書かれており、温泉=湯村を強く実感したものです。

今回は、上記の通り温泉の中の温泉ともいえる、山陰湯村温泉を紹介します。


山陰湯村温泉の源泉、泉質 

荒湯源泉

湯村温泉のシンボル荒湯源泉

山陰湯村温泉の泉質は炭酸水素塩泉。重曹泉とも呼ばれ、美人の湯として知られる泉質です。自家源泉を持つ宿や入浴施設も多いのですが、代表的な源泉は温泉街の中心にある「荒湯」源泉温度が98度と高温なので、温泉玉子などを短時間で作れます。

周囲の土産物屋で玉子を買うと、丁度良い長さに調節されたヒモ付きの網に入って来ます。「荒湯」には茹でる場所があり、釘と番号が書かれているので、そこにヒモを吊るすだけで、後は十一分待つだけです。川沿いには足湯もあるので、そこで待つのも良いでしょう。

不思議なもので、「荒湯」で温泉玉子を作ると湯村温泉に来たのだと実感出来ます。
是非、一度は体験してみて頂きたいと想います。

次ページで、山陰湯村温泉の旅館・入浴施設をご紹介します。
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