老後資金の目標額を計算する
老後資金の目標額はライフプランによりさまざまです
(生命保険文化センター「平成21年生活保障に関する調査」より)
また、老後資金をいつから使い始めようと考えているのかという調査では、最も多いのが「65歳から」です。 仮に80歳までゆとりある生活を送ろうとすると、毎月14万2,000円の不足額を15年分準備する必要があるので、準備しておきたい老後資金の金額は2,556万円(=14万2,000円×12ヵ月×15年)になります。もしこの金額を預貯金で準備しようとすると、現在の低金利状態では時間をかけても増えることはほとんど期待できません。預貯金以外の金融商品にも分散投資を行って運用すれば、毎年の積立額は以下のような金額になります。
自分に必要な老後資金の目標額を決めるには?
自分に必要な老後資金の目標額を決めるには、自分の老後の収入および支出をもう少し詳細に検討する必要があります。会社員の場合は、定年退職時に退職一時金が支給されればこの金額から退職一時金の額を差し引くことができます。また、自営業者やフリーランスの場合は、老齢年金が国民年金から支給される老齢基礎年金のみなので年金収入は会社員に比べて少なくなりますが、仕事を続ける年齢は自分で決めることができます。老後資金を使い始める年齢が65歳以上ならば、老後資金を使う期間を短くすることができるでしょう。また、自分の理想の老後の生活により、支出額も変わってきます(「理想の老後を送るには~田舎暮らし編」「あなたの理想の老後を送るには~海外生活編」などをご覧ください)。さらに、昔と違ってリタイア後の生活も現役時代の生活と同じくらいアクティブで華やかなものになっています。自分の現在の生活から将来へ向けての生活をシミュレーションしてみると収支の状況を把握しやすくなるでしょう。
老後資金はだれにでもいつか必要な時期がくる資金です。リタイア後の生活が豊かで楽しいものになるよう、リタイアメントプランをたてて準備を始めましょう。
※この記事は、掲載当初協賛を受けて制作したものです。
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