奨学金の目的

奨学金の貸与基準が厳格化?

奨学金は、貸与基準が甘かった?必要な人が使えるようにしたいですね。

日本学生支援機構によると『意欲と能力のある学生に「教育を受ける機会」を保障し、自立した学生生活を送れるよう支援する』ことが奨学金制度の趣旨として挙げられています。経済的理由により就学に困難がある優れた学生等に対し貸与するとも言っていますが、現状ではそれが崩れているようです。

無利子、有利子の2種の奨学金がありますが、無利子奨学金には貸与枠があり、成績や家計基準を満たしているのに貸与を受けられない学生が2万6千人に上るといわれています。
必要な人が貸与を受けることができないという現状です。
また進学率が上がり、景気も良くない背景から貸与を受ける学生数は増えています。

年収998万円以下

もともと、奨学金の貸与を受けることができるのは学校での成績のほか、親の年収が998万円以下(無利子、私立大学に通う4人世帯の大学生)という基準があります。そもそもの年収基準が緩く、多くの方が奨学金を受けやすい設定でした。
この年収の考え方は、昔は両親の年収合算でしたが、1999年に貸与規模を拡大することと手続きの簡素化を目的に「主たる家計の支持者」のみの申請でよいことに変更されました。つまり父親、母親どちらでもよいので「家計を営むための収入を得ている」と考えられるほうの収入を申請することでよかったのです。

片親で998万円の年収。現在ではなかなかそこまでもらえる労働者はいないので、奨学金を使いたいと思えばほとんどの人が基準を満たす状況だったといえますね。