先代ヴィッツの2つの弱点

ヴィッツ

女性的だった先代のデザインに比べ、精悍な印象が増した新型ヴィッツ。空力特性の指標となるCd値も先代の0.31から0.285と向上した


ヴィッツがフルモデルチェンジを行った。TVのCFでもアピールしている通り、クラストップの燃費の良さと、アイドリングストップを特徴としている。果たしてコンパクトカーで人気圧倒的No.1のフィットを抜けるだろうか? 結論から書くと「なかなか良い勝負になる」と思う。以下、理由など。

フィットに対するヴィッツの決定的な弱点は2つ。広さと価格だ。まず広さから。裏返せば「フィットの凄さ」なのだけれど、圧倒的に負けてました。フィットの場合、運転席に身長183cmのドライバーが座ってもリアシートに同じ体格のゲストを乗せられ、さらに4人の荷物分のラゲッジスペースも残す。

ヴィッツ

アイドリングストップ機能を搭載した“SMART STOP パッケージ”で、1.3L・2WD車では、26.5km/Lというクラストップ高い燃費を実現


先代ヴィッツは183cmのドライバーにシート合わせをすると、後席のゲストはヒザのアタマを前席にメリ込ませないとダメ。ラゲッジスペースだってミニマムだった。トヨタも大きな弱点だと認識していたらしく、新型ヴィッツは居住&ラゲッジスペースを一回り大きくしている。

実車で確認したところ、なるほど先代ヴィッツと比べ明らかに広くなった。それならフィットに届いたかと聞かれたなら、迷うことなく「まだですね」と答えるだろう。コンパクトカーで2番目に広い、といったイメージ。ただ先代ヴィッツのユーザーなら相当の満足感を得られるんじゃなかろうか。