TOYOTA(トヨタ)/トヨタの車種情報・試乗レビュー

ポップでモダンなFJクルーザーが逆上陸(2ページ目)

ランドクルーザー・プラドの派生モデルといえるFJクルーザーだが、魅力は約50年前に登場した40系のランドクルーザーを彷彿とさせるスタイリングだけではない。悪路でもアウトドアでも使い倒せる個性派SUVの登場はSUVマーケットを元気にしてくれそうだ!

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド


独得の乗車感覚

インパネ

直立したインパネは骨太な雰囲気。センターパネルとドアトリムはボディ同色になる。駆動切替はシフト前のトランスファーレバーで行う

運転席に乗り込むと、天地に薄い四方のウインドウと絶壁のような直立したインパネにより、開放感のあるSUVというよりもクーペに乗っているような印象を受ける。しかし、アイポイントの高さとボンネットが見える様は紛れもないSUVなので、独得の乗車感覚だ。ジープ・チェロキーにも似ているが、FJクルーザーの頭上空間にはもう少し余裕があるから少し違う。

選べる足まわり

リヤシート

フロントシートは大柄でサポート性は十分。高めのフロアに乗り込む感覚が強く、とくに後席のアクセスは容易とは言えない。リヤシートは頭上はやや窮屈だが、横方向と足元は見た目よりも広い

発進時から十分なトルクを感じさせ、動き出しはスムーズだが、2tに迫る重量を大排気量で動かす感覚はプラドなどランクル系に似ている。エンジン音はモッサリしていてスポーティとはいえないが、ハンドリングは見た目よりも軽快だからオンロードでは意外に運転を楽しめる。乗り心地は17インチは軽快、20インチは当然ながらバネ下の重さを意識させられる。トヨタでは久しぶりにビルシュタイン製のショックアブソーバーを用意しているが、オフロードでの操縦安定性を重視するならチョイスしたいところ。逆にオンロード中心なら相互連結ショックアブソーバーの「X-REAS」を選びたい。

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