手続き2)「証券口座」を作って入金する
2つ目の「実行」は証券口座の開設です。証券口座はとても便利ですし、資産運用をきちんと考えるためには欠かせないものですが、口座開設が大きなハードルです。別に口座開設に厳しい審査があるわけではありません。ただ面倒であり、億劫なのがハードルになっているのです。銀行の口座も、今ある口座以外に理由もなく別の口座を作ろうとは思わないと思います。金利が少し高いとかいいサービスがあっても「面倒だから」銀行口座を増やさないのです(だからこそ、金融機関は「口座開設」に力を注ぐ)。
証券口座もただ「面倒」という理由で開設されていないのであれば実にもったいない話です。
こういう面倒なことをやるにはヒマなとき、ゆとりがあるときに限ります。まさに年始にやるべきことです。
このコラムをネットで読んでいる人がほとんどだと思いますので、この記事を読み終わったあとに「ネット証券 比較」などのキーワードで検索してみるといいでしょう。いくつかのネット証券がでてきます。
開設しないよりは開設するほうが大事なので、細かいことは気にしなくてもいいです。いくつかネット証券のHPに行って、開設申し込みをしてみましょう。
必要事項を記入して送信するだけです。後日届く書類に署名捺印して、免許証等のコピーを添付し郵送すればOK。ここまで一気に今月中にやっておきましょう。
口座があれば「あ、株やってみようかな」というときに、そこから口座開設まで待つこともありません。基本的に口座維持の手数料はかからないので、とりあえず、の気持ちでもいいのでいくつか開設してみてはいかがでしょうか。
なお、ボーナスがまだ残っていたら、とりあえずで入金しておいてもいいでしょう。MRFなどに預けられる証券会社では金利もちゃんとついてきますよ。