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レッドソードテール

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長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

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レッドソードテール
画像提供:オオツカ熱帯魚

レッドソードテール

学 名:Xiphophorus hellerii var.
通称名
英 名:Swordtail
分 布:改良品種
サイズ:8cm
Temp :22-28℃
pH  :中性~弱アルカリ性


オスの尾びれ下端が剣状に伸長することから「ソードテール」の名で呼ばれる卵胎生メダカの1種で、繁殖が容易なことから多くの改良品種が作出され親しまれてきた。本来の分布域はメキシコ周辺で、稀に野生採集個体が流通することもあり、単にソードテール、もしくはグリーンソードテールの名で販売されている。東南アジアから輸入される改良品種と比較すると、色彩的な派手さはないものの野趣あふれている。同様に尾びれの伸長するソードテールの仲間(Xiphophorus)の原種には数種が知られ、キフォフォルス・モンテズマエ X.montezumaeやキフォフォルス・クレメンシアエ X.clemenciaeなどが極稀に流通し一部のマニアに珍重されている。

全身が赤く染まるレッドソードテールは、もっとも古くから親しまれる改良品種の一つ。多くのソードテールの改良のベースとなっている。東南アジアからの養殖個体が安価に流通し、初心者にも勧めやすい熱帯魚の一つだ。ただ、オスの成魚は縄張り意識が強いので、混泳の際はよく観察すること。相手を殺すほどのダメージを与えることはまずないが、気の強さが鼻につくことがある。

飼育は容易。餌は、フレーク状の人工飼料を基本に、冷凍赤虫なども与えるとよい。飼育水は、本来の生息地の水質から新しい水を好むので、換水のペースは早めを心がけ、中性から弱アルカリの水質を維持すると良いだろう。飼育水は元より、ろ過器、底床の極端な汚れは病気を誘発し、調子を崩す原因になりかねないので要注意。

しかし、安価がゆえに雑に取り扱われることが少なくなく、輸入された時点で病気に罹っていることも珍しくない。グッピーを含め、この手の卵胎生メダカ特有と思われるウィルス性の疾病で、感染力が強く、一般には治療が困難なので厄介だ。どのような個体を手に入れるかで、その後の飼育難易度が分かれてしまう。一度、病気に罹ったものを治療するのは困難なので、購入の際は入荷直後の個体はなるべく避け、各ヒレが白くなっていたり、溶けている、裂けている個体が多い場合。また何となく元気がなくボーとしている個体が多い水槽からの購入は見合わせたい。

面白いことに、生まれた当初は全ての個体がメスという変わった性質をもっている。成長につれて一部がオスへと性転換し、繁殖に参加するようになる。また一度産仔を経験したのちに、オスへと性転換するものもいる。直接仔を産む卵胎生魚なので、他魚や親魚に産まれた仔魚が食べられないように工夫すれば、簡単に繁殖を楽しむことができるだろう。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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