ポラスグループの基本データ
- 注文住宅事業 「PO HAUS(ポウハウス)」「北辰工務店」など
- 分譲住宅事業 戸建てのほかマンションも
- 営業エリア=埼玉県南部、千葉県西部、東京都北部
- 売上高=1119億円
- 総販売戸数=2555戸(うち分譲戸建て1786戸)いずれも2009年度
では地域ビルダーの強みとは一体どんな点でしょうか。それは、地域ごとに異なる気候風土や住まい方のニーズをよく知っていることにあります。加えて、営業エリアが限られている分、小回りがきくこと(例えばクレーム対応など)がいえそうです。
ハウスメーカーのメリットを合わせ持つ地域ビルダー
大手のハウスメーカーの場合、逆にいうとこれらがデメリットになることもあります。全国で展開するということは、無駄や無理が発生しやすくなるというわけです。もちろん、信頼性や知名度は抜群なのですが。「南越谷阿波踊り」の様子。ポラスグループ創業者の中内俊三氏の故郷が徳島県で、本社を置く地域への恩返しとして開催されたのが始まりという
ところで、地域密着を表す最も特徴的な事例に、「南越谷阿波踊り」があります。毎年8月に行われ、今年で26回目を迎えました。ポラスグループの社員が総出で運営するイベント。毎年数十万人が繰り出す地域の風物詩になっている行事です。
「南越谷阿波踊り」は地域貢献事業ともいえますね。私も毎年参加しています(もっとも少しなんちゃってで踊るだけですが)。では次のページから、ポラスグループがどのような事業展開を行っているのかについて、ご紹介したいと思います。