冬の沖縄、おすすめの遊び方
お天気によってくるくると変わる海の色の違を楽しんで
では、ここからは本題。冬の沖縄の遊び方についてお話しましょう。どうしても海遊びがメインになってしまう夏のシーズンとは違って、海以外の沖縄を心おきなく楽しめるのが冬の沖縄。歩きまわっての観光や町散策も、灼熱地獄の夏よりもこの時期の気候のほうがずっと快適です。もちろん晴れていれば、真っ青な美ら海を眺めながら砂浜でのんびりと過ごすこともできますよ。お天気にもよりますが、海とタウンと、そして海以外の自然を楽しめるのが冬の沖縄なのです。
1.ホエールウォッチング
一度はこの目で見てみたい大海原を泳ぐクジラの姿。沖縄のホエールウォッチングは迫力満点! (C)OCVB
冬の沖縄を訪れるなら、ぜひ楽しんで欲しいのがホエールウォッチング。毎年12月~4月にかけて沖縄ケラマ諸島の海では、出産・子育てのためにやってくるザトウクジラを見ることができます。ホエールウォッチング目当てにこの時期沖縄を訪れる観光者も多く、冬の沖縄のメインアクティビティとして数多くのツアーが実施されています。
沖縄本島の那覇や北谷、リゾートエリアから日帰りツアー(もしくは半日ツアー)に参加するのが一般的ですが、もっと本格的に楽しみたいという人はケラマの座間味島へ渡り、そこから連れて行ってもらうのもいいでしょう。座間味島ではクジラを発見してから船を出すので、船に乗っている時間が短く、また運がよければ島の高台からもクジラを見ることができます。
2.沖縄で山ガール、トレッキング&ネイチャーツアー
全国的な登山人気に押されるように、ここ数年、沖縄でも海だけでなく山の自然を楽しむトレッキングやネイチャーツアーが人気です。夏は強烈な日差しと高い湿気の沖縄において、ゆったりと山を楽しむのなら意外と冬がオンシーズン。本土に比べると沖縄の山はそれほど高くなく、最高峰は石垣島にある於茂登岳(標高526m)、二番目が沖縄本島の与那覇岳(標高503m)、西表島の古見岳(469m)、本島の八重岳(453m)と続き、これは登山道が整備されている山であれば数時間で登ることができる高さ。東京の高尾山が599mと聞けば、なんとなくイメージがわくのではないでしょうか。
年間を通して人気のマングローブを行くカヤックツアー
本土では見ることのない亜熱帯の植物や生き物たちが生息するので、ガイドをつけたネイチャーツアーに参加すると様々な発見があって面白いです。マングローブの川をカヤックで行くツアーや滝を訪ねるツアーも通年を通して人気。山登りはちょっとハードという人はトレッキングを楽しんでみてはいかがでしょう。国頭森林公園ややんばるの森など遊歩道が整備され、気軽に森林セラピーを体験できるのも沖縄の魅力です。
3.五感を解放するパワースポットへ!
神の島と呼ばれる久高島は那覇からも近く日帰りで訪ねることができます
金武町の大アカギの木。エネルギーに圧巻されます
ここであげた以外にも大小のパワースポットが点在する沖縄ですが、そういった場所は島の人々にとっても当然特別な場所。中には勝手に部外者の立ち入りが禁じされている場所もあるので、訪ねる際は必ず気を配りルールに従うこと。各集落にある御嶽も基本的に私たちが勝手に入ることができない場所なので気をつけてくださいね。
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4.優雅なリゾートステイを満喫
冬はリゾートが狙いどき! 憧れのあのリゾートもお得に泊まれるチャンスです
実は、沖縄は日本で一番リゾートホテルが充実している場所。夏のオンシーズン中はなかなかいいお値段で手が届かないリゾートホテルも、この時期ならぐんとリーズナブルにステイすることができます。ワンランク上のリゾートで、のんびりと休日を過ごすために敢えて冬の沖縄を訪れるというのもありなのです。
例えば、観光+リゾートステイなら、「ザ・ブセナテラス」「JALプライベートリゾートオクマ」「百名伽藍」。憧れのラグジュアリーリゾートでゆったりと完璧なおこもりステイを過ごすのなら、「ザ・リッツ・カールトン沖縄」「星のや竹富島」「シギラベイサイドスイートアラマンダ」あたりがおすすめ。
ラグジュアリーリゾートでのspa&トリートメントで究極のリラックスを!
贅沢なスパや究極のリラクゼーションで、セレブ気分の休日を堪能してみては? もちろん、ここにあげたリゾート以外でもお好みに応じたステイが可能です。冬の宿選びのポイントは、立地がオンザビーチであるかどうかはそれほど重要でないので、あくまでもホスピタリティやテイストの内容でセレクトすること。立派なリゾートがいいのか小さな隠れ家的なリゾートがいいのか、洗練された雰囲気がお好みかナチュラル感にあふれるほうが好みなのか。
また、リゾート以外の目的が何であるのかをハッキリさせると、宿泊地選びも失敗しません。ブティックホテルやヴィラなどスモールラグジュアリーな宿もたくさんあるので、旅のスタイルに合わせて宿をセレクトしてもらえれば、贅沢な冬のご褒美旅が実現しますよ!
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5.南の島で楽しむ温泉&タラソテラピー
冬のシーズンこそ沖縄で温泉に浸かりたい! 南国の花にあふれるしぎら黄金温泉
温泉大国の我が国日本。南国、沖縄で温泉旅といのはいかがでしょうか。「ホテル オリオン モトブリゾート&スパ」「琉球温泉瀬長島ホテル」などここ数年で沖縄にもすっかり本格的な温泉リゾートが定着しました。宮古島の「シギラベイサイドスイートアラマンダ」の露天「シギラ黄金温泉」ではエメラルドグリーンに輝く南国の海と真っ赤なハイビスカスの花を眺めながら温泉が楽します! まさに、南の島ならではの温泉ステイ。
また、沖縄の大型ホテルは大浴場施設を持つところが多く、「リネッサンスリゾートオキナワ」の「山田温泉」、「ホテルモントレ沖縄スパ&リゾート」の「タイガービーチ温泉」をはじめ温泉を引いているところもあるので、宿選びの際に温泉付きホテルをセレクトするといいかもしれません。運悪く悪天下の観光で冷えた身体も温泉に浸かってぽかぽかにほぐれます。
さらに、海洋深層水を利用した本格的タラソテラピー施設があるのも沖縄ならでは。沖縄本島の「かりゆし カンナ タラソ ラグーナ」はタラソテラピー施設が併設されたリゾートなので、タラソを目的としたステイが可能。久米島にも海洋深層水をひいたスパ施設「バーデハウス久米島」があります。ここに記した以外にも日帰り温泉施設を含め沖縄にはたくさんの温泉があり、基本的に日帰りでの利用が可能なので、冬の旅では旅行日程に組み込んでみるのもおすすめです。
6. 美術館&史跡巡り
かつて琉球王国であった沖縄本島には今でも数多くの歴史的史跡が残っています。有名な首里城を含む9つの世界遺産をはじめ、沖縄県最大級の遺跡群といわれる仲泊遺跡(本島・恩納村)、近年保存状態のよい人骨が発見され話題になった琉球縄文土器時代のガルマンドゥ洞穴遺跡(本島・具志頭村)等々、遥か古の時代からこの地に人類が生息し文明を育んできたことを記す史跡が点在しています。そして皆さんもご存知のように、本島南部にはいくつもの戦争史跡が残ります。沖縄を訪れるなら、一度はじっくりと腰を据えて廻るべき最重要ポイントです。また、沖縄県立博物館・美術館には沖縄に基づく様々な学術的、民俗学的、文化的コレクションに加え、様々な企画展が行われているので、ぜひ時間のある時に訪れることをオススメします。
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