年下と話すときはルールを決めておこう
話しかけルールに沿って、悩む前に声をかけよう
話しかけること自体に苦手意識がある場合やタイミングがわからない場合、自分流の「話しかけルール」を決めてしまうと改善しやすくなります。
例)
- 朝の挨拶の後に、天気や服装のことなどについて一言話す
- 月曜には週末の過ごし方を質問してみる
- 廊下で目があった時には一言声をかけるようにする
何を話していいかわからないと気になって、会話をはじめづらいという人は「最近、仕事は順調?」「寒くなってきたね」など、定番のきっかけワードをいくつか用意しておけばいいでしょう。話しかけるのはスポーツと一緒。習うより慣れろの精神でやってみてください。
部下とのコミュニケーションはメリットいっぱい
最近の若い人達は何を考えているかわからないと感じたり、もっと○○すべきだと思ったり。そんな気持ちがジャマをして、年下との会話がぎこちなくなってしまう場面もあるでしょう。「最近の若い者は……」というセンテンスは、昔から言い続けられていますが、なんと紀元前の石碑にも刻まれていたそうです。私達も若い頃には、もちろん年長者に同じように思われていたことでしょう。もし「最近の若者は……」という気持ちが湧きあがってきたら「自分も成長してきたんだな」と前向きに感情をリフレーミングしましょう。
なにげない会話を通して世代間のギャップに触れることは、指示や連絡の際に必ずプラスになります。理解の仕方、感じ方、コミュニケーションプロセスなどの違いを体感することで、立場や考え方の違う人への伝え方に気を配れるようになるのです。こういった経験は、プライベートでも考え方や感じ方の違う人と付き合う際に役に立ちます。部下との会話はテクニック的には難しくないので、面倒がらずに大らかな気持ちで取り組んでみてください。