ここでは、ついつい後回しにしがちな部下とのコミュニケーションを中心に、年下の人達に話しかけるコツをお伝えします。
年下には話しかけづらい?!
部下との会話は後回しにしがち。話しかけづらいと感じる人も。
「ゆとり世代」と呼ばれる人達の特徴の1つとして、年上の人と話そうという意識がないと言われています。彼らは、けっして悪気があってそうしているわけではなく、「何となく話づらいから」「話す必要性を感じない」という理由で積極的に話しかけないのだとか。上司や年上の人から話しかけられるのがイヤだと思っているわけではないので、もっと気軽に声をかけてみてはいかがでしょうか。
話しかけづらい理由となるメンタル面とテクニック面にわけて、部下に話しかけるコツをさぐっていきましょう。
年下に話しかけられない3つの「心のバリア」
ちょっとした会話には、感じ方や理解の違いに触れることができるというメリットもある
■1.コミュニケーションは部下からすべき
1つめは、コミュニケーションをとる努力は部下からするべきだという気持ち。自分が上司とコミュニケーションをとろうと努力してきたタイプの人に多くみられます。
仕事のトラブルの原因を調べると「ミスコミュニケーション」が上位に上がるそうです。指示命令の際のミスコミュニュケーションを減らす方法として、普段からちょっとした会話をするという方法があります。
具体的には理解しやすいタイプ、意義を見つけられないと理解しようとしないタイプ、勘違いしやすいタイプ……など、相手のコミュニケーションのとり方や理解のプロセスに触れておくことで、指示命令の際に気をつけなければならない点が見えてくることもあります。自分から部下に話しかけることに抵抗があっても、「コミュニケーションプロセスの調査=自分のため」になると考えて、心のブロックを外してみてはどうでしょうか。話のきっかけを提供してみると、若い人達の意外ないい面を見つけられるかも知れません。
■2.部下が話を聞く気があるのかわからない
2つめは、相手が話を聞く気があるのかわからないという気持ち。自分に敬意を示してほしいと感じるタイプの人、心配性なタイプの人に多く見られます。
現代の若い人達は話の聴き方を重要と考えていない傾向があるそうです。しかし、彼らは決して年長者を軽んじているわけではないのです。多少、上司や年長者を敬う気持ちの表現が下手なのだと考え、大きな心で接してみてはいかがでしょうか。
■3.話が合わないのでは?という心配
3つめは、話しが合わないのでは?という気持ち。「コミュニケーション=仲良くする」と考えるタイプの人や女性に多く見られます。このタイプの人には以下のように考えてみることをオススメします。
- うまく話さなくてもいい
- 合わせなくてもいい
- 好かれなくてもいい