フジッコ株式会社(本社:神戸市)では、『夕食づくりにおける食事バランス』について、東京都の既婚女性(20 代-40 代計204 名)を対象にインターネット調査(期間/2010 年11 月2 日~2010 年11 月5 日)を実施しました。
今回の調査では、“バランスが取れた食事”とされる伝統的な日本の食スタイル「一汁三菜」(ご飯、汁物、主菜1 品、副菜2 品)の、特に主菜と副菜の調理法について、夕食作りの実態を探ることを目的に調査した結果、
「ほとんどできている」(週4回以上)40.7%
「ほとんどできていない」(週1回以下)29.0%
となりました。
半分近い人はできているし、毎日できなくても心がけている人も多いということがわかりますが、大切なのはその食事の中身です。
20歳代の家庭は、油っぽい炒め物がお好き
おかずの主菜には「炒め物」が食卓に並ぶ頻度が最も高く(45.1%)。さらにおかず作りで同じ調理法になることが「よく/時々ある」という人はなんと94.6%で、同じ調理法になってしまうもののトップは、「炒める」(60.1%)をあげました。中でも20歳代は主菜を「炒め物」(52.9%)にする割合が最も高く、副菜は「生野菜サラダ」(36.8%)、「炒め物」(19.1%)を作る割合が高く、20歳代主婦に限れば7割以上が夕食のおかずで「炒め物が重なる」と回答していました。
また一方で、「煮物」を副菜によく出す20 代主婦は10.3%と他の世代よりも著しく低い傾向にありました。
煮物は、油分を控えられ、野菜のカサが減るのでたっぷり食べられることから、健康的な料理という認識も広がり、「積極的に食べたい」というイメージがあります。
しかしその一方で、「作るのは時間と手間がかかる」、「味付けが難しい」などの理由から、いざ作るとなると、若い世代ほど消極的になりがちなようです。