等級引継ぎには期限アリ。ご注意を
事故が多い人の場合、自動車保険に加入できないこともある
ただし、新しい契約が5等級以下の人(つまり前年が4等級以下の人)が満期日から8日を過ぎて契約した場合、6等級になるという都合のいい話はなく、満期日翌日から13ヶ月たっていなければ、そのままの等級を引継ぐことになっています。「では、13ヶ月待ってから再度入り直そうかな……」など絶対考えないでください! 無保険ほど恐ろしいことはありません。
ちなみに、今年の事故が2回以上ある、等級が1等級で事故が1回あるなど、事故が多い人の場合、次の年には自動車保険に加入できないことがあります。くれぐれもご注意を。
自動車保険会社、変更時のチェックポイント
自動車保険の基本的な補償内容や条件など、細部にわたって検証してみると、ところどころに各社違いが見られますが、ここでは保険会社を切り替える際にチェックしておきたい主なポイントを3つ確認してみましょう(補償内容や条件などの詳細については今後、紹介予定)。1、同じ特約はあるか
保険会社によって、基本補償以外にオプションで加入できる補償の種類が異なります。ダイレクト自動車保険よりも代理店型の自動車保険の方が比較的オプションが多いので、代理店型からダイレクトに切り替える場合、今まで加入していた補償がない場合があります。また、人身傷害保険、搭乗者傷害保険について基本補償扱いにしているか、オプション扱いにしているかは保険会社によって異なります。これら補償をつけたり、省いたりできる自由度が異なります。
2、自分の車は加入できるか
個人が利用する自動車保険の場合、基本になる保険対象車両は「自家用普通乗用車」「自家用小型乗用車」「自家用軽四輪乗用車」「自家用軽四輪貨物車」「自家用小型貨物車」の自家用5車種と呼ばれるタイプ。保険会社によって、これら自家用5車種しか加入できない保険会社と、それ以外、例えばキャンピングカーでも加入できる保険会社があります。フェラーリなどをはじめとする高級車の場合、車両保険に加入できない会社もあります。
3、保険料の支払い方法はどうなっているか
保険料の支払い方法には、月払いと年払いがあります。代理店型自動車保険では、概ね口座振替やクレジットカードなどを利用していずれの支払い方も可能。ただし、ダイレクト自動車保険の場合、事務コストを下げるために、「月払いはクレジットカード払いのみ」「口座引き落としはなし」など、可能な支払方法が限定されています。
保険会社の切り替えを検討する際は、以上の点をまずはチェックし、細かい部分の比較検討に入るとよいでしょう。
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