「離婚」のスピード
2分4秒に1組。この時間が何を示すのか、ご存じだろうか?
「離婚」だ。厚生労働省によると2009年の離婚件数は25万3353組で、これを時間で見てみると、2分4秒に1組が別れている計算になる。
2分4秒に1組ということは、この瞬間にも、離婚をする夫婦が存在するかも。
当然離婚をするために結婚をするわけではないから、新婚当初はそれなりの夢や希望、そして愛情もあったのだろう。しかし、時間の経過とともにお互いの気持ちにずれが生じ、やがては離婚へ導かれる。
離婚は悪いことなのか?
ここで私の立ち位置を確認しておきたいが、私としては離婚は決してマイナスなことではないと思っている。むしろ、険悪なムードが立ち込める、お互いに目標が全く違うところにある、あるいは好きな人がいるといった場合には、一緒にいることがお互いにとってマイナスになりかねない。であれば、離婚をすることによって、新しくスタートを切るのもいいのではないだろうか。というか、新たなスタートを切るには何らかの区切りは必要だ。私の周りにも離婚を経験している人はたくさんいるが、彼らを見ているとそう思えてならない。離婚をするしないは当事者たちの考え1つだが、問題は離婚をした後のお金のことだと思う。一般的には女性の方がお金の問題を抱えてしまうことが多いのではなだろうか。バリバリのキャリアであればさほど問題ではないだろうが、これまで夫の稼ぎが中心だった場合には、離婚後の収入について不安が残る。
このままじゃ生活ができない…
そう考えてしまうのが、正直なところだと思うのだ。