インテリアコーディネート/カフェ・レストラン・ホテルに学ぶコーデ術

刺激的な70年代のインテリアデザインのホテル

イタリア・首都ローマの観光の中心からは少し離れた所に位置する“Hotel Pulitzer Roma(ホテル・ピューリツァー・ローマ)”の現代アートを多様したホテルのインテリアを紹介します。

菅野 民子

執筆者:菅野 民子

インテリアスタイル実例ガイド

スペインの“スタイルハンター”がつくるアーティスティックな空間

ベッドヘッドいっぱいに飾られたモノクロのモダンアートが印象的なゲストルーム

ベッドヘッドいっぱいに飾られたモノクロのモダンアートが印象的なゲストルーム


“Hotel Pulitzer Roma(ホテル・ピューリツァー・ローマ)”は、レオナルド・ダ・ヴィンチLeonardo da Vinci(フィウミチーノFiumicino) 空港とローマの中心地の中間ほどに位置する、ビジネスや旅行客が気軽に宿泊するホテルです。スペインの有名インテリアデザイナー“Lazaro Rosa-Violan,(ラサロ・ローザ ビオラ)”、彼は"都市考古学者"とも"スタイルハンター"とも呼ばれ様々なスタイルを完璧に調和させ、独特の感覚で洗練されたスタイルを生み出しています。モダンアートがつくり出すアーティスティックなインテリアのホテルです。

スリーベッドのゲストルームは、ベッドヘッド一面に個性的なアートが飾られ、他の壁の至る所にもたくさんのアートが飾られていました。すべてのアートが白黒の幾何学的なモダンアート、もちろんフレームもシンプルなものばかりです。壁や天井はすべてホワイト、床はブラックのウッディーになっています。


幾何学的なアートがあるゲストルーム

幾何学的なアートがあるゲストルーム

ツゥインベッドのゲストルームです。壁面いっぱいに飾られたのは、1960~1970年代に使われたパンチカード時代のコンピューター・プログラミングを彷彿するようなアートです。これはまさに、現代の古典的な感覚を刺激的にスタイリングしています。幾何学的なラインでカッティングエッジなデザインになっています。



白黒のコントラスを強調したバスルーム

ノスタルジックなタイルを使ったバスルーム

ノスタルジックなタイルを使ったバスルーム

ホワイトとブラックでまとめられた洗面

ホワイトとブラックでまとめられた洗面

ベッドルームだけでなく、バスルームも白黒のコントラスを明快にしたインテリアになっています。黒のモザイクタイルを全面に張り、白い陶器のバスタブやシンプルな洗面台、バスリネンやアメニティーグッズもすべて白で統一しています。もちろん、バスルームにも一枚のグラフィカルなアートが掛けられていました。




次ページは「モダンアートのコレクションがつくり出すラウンジ空間」に続きます!

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