オリエンタルスタイルとは西洋からみた東洋的なスタイルのこと。日本や中国、韓国といった東洋のインテリアスタイルを西洋的なスタイルに融合させたものと考えていただければよいでしょう。東南アジアの素朴な雰囲気がするスタイルよりも洗練されたイメージが強くなってきます。今回はシノワズリなオリエンタルスタイルの楽しみ方をご紹介します。

シノワズリとは

シノワズリとは「中国趣味」というフランス語です。 その昔、ヨーロッパの人々はシルクロードを通って伝えられてくる東洋の美しい磁器やシルクといった物に心引かれ、裕福な階層を中心に人気が高まり、その生活の中に取り入れきました。皆さんもご存知のようにマイセンやウェッジウッドといったブランドの食器にも藍と白を使った模様や花鳥風月をモチーフにした東洋的なデザインを見ることができますね。

今では、中国家具をテレビ台や食器棚などに素敵に使いこなしているのを見かけます。中国は、日本の床座と違い椅子座の生活が続いていましたから、中国の家具は西洋的な暮らしの中に取り入れやすいアイテムなのでしょう。

中国では昔から椅子やベッドを使った生活をしていました。
左:艶やな木の魅力が伝わる伝統的なデザインの椅子。どっしりとした安定感があります。
右:昔は寝台として使われていました。クッションを置いてソファ代わりに。(画像:左右ともmFREAK)


高級感ある中国家具

オリエンタルスタイルに良く使われる中国家具は、明や清の時代の家具が主。アンティークとして残っていたり、その時代の特徴を活かして現代的な家具にアレンジしたものも数多く見られます

中国家具は時代や仕上げによって雰囲気が大分変わってきます。明代のものは実用的でシンプルなデザイン、清代のものはより装飾的で華やかなものが多くなっています。荒削りな木をそのままにしたような素朴なものもありますが、美しい木目を活かしたものや漆塗装をしたものなど、高級感が感じられる洗練されたデザインのものが多いですよ。

シノワズリ
左:カウンターは神様を祭る祭壇のデザインをアレンジして。木目の美しい楡を使ったキャビネット。
右:漆で塗装し華やかな模様を描いたキャビネット(画像:左右ともmFREAK)


次ページから中国家具を使ったオリエンタルスタイルの実例を幾つかご紹介しましょう。