あなたの部屋で、「動きにくい、使いにくい」と感じる場所はありませんか。インテリアコーディネートは、カーテンや家具、照明などのインテリアアイテムを選ぶだけではありません。部屋で快適に暮らしやすくするために、部屋のレイアウトを考えることも大切です。今回は、暮らしやすい部屋づくりに必要な人がスムーズに動くための寸法について考えます。

これでダイジョウブ?

【1】と【2】の実例を見て考えてみましょう。

実例1
寝室の書斎スペース
【1‐Q】寝室の書斎スペースです。写真のような状態だとなんの問題もないように見えます。ベッドとカウンターの間の寸法は60cmです。実際に座ってみるとどうでしょうか?
実例2
ダイニングスペース
【2‐Q】ダイニングキッチンのダイニングテーブルです。なにも支障はなさそうに見えます。ダイニングテーブルと冷蔵庫の間の寸法は75cmです。ここで冷蔵庫を使ってみるとどうでしょうか?

立てない!開かない!

動作域 立てない
立てない!
【1-A】椅子に座って立とうと思い、椅子を引いてみると・・・。立てない!椅子がベッドにぶつかってしまい、きちんと立ち上がることができません。椅子の脚を跨げば出ることはできるのですが、毎日の動作ですから、出来ればさっと立ち上がりたいものですね。
動作域 開かない
開かない!
【2-B】人が座った状態を想定して椅子を置いてみました。すると、冷蔵庫の扉が全部開かない!ダイニングの椅子にぶつかって、冷蔵庫の扉が全開しません。食事中でも冷蔵庫の扉の開け閉めはよくあることですから、やはり不便ですね。

原因は寸法にあり

このような「立てない!」「開かない!」の他に、通りたいのだけと「通れない!」なんていうこともよくありませんか。これらは、人が動作をしたり何か作業をしたりするのには、それらをスムーズに行うための寸法が必要となってくることを、レイアウトをする時に念頭に入れなかったのが原因です。

このような失敗をしないために、次のページで、レイアウト時に考慮したい寸法を知りましょう。