開発センター「OVEN」(オーブン)

SQ SUMOドライバー

四角形形状が衝撃的だった「SQ SUMOスクエア」ドライバー。


 
ガイド:ゴルフクラブの世界では、ナイキは新興メーカーということもあり、こうした斬新なコンセプトのクラブの果たした役割は大きかったのではないかと思います。
最近は、ナイキゴルフ開発センター「OVEN」(オーブン)と、ナイキツアープレーヤーをフィーチャーしたCMを打たれていて話題になっていますね。開発の規模やレベルの高さを感じられるような映像だと感じます。

川口:「OVEN」は、テキサスの広大な敷地にあります。実際に、ツアープレーヤーが施設の充実ぶりを見て、ナイキの製品への信頼が高まっています。
トップクラスのツアープレーヤーのフィードバックを、技術者が生かして、さらに進化したプロダクトが生まれています。CMでは、そうした顔の見えるスタッフの活動をお見せしたかったのです。


SUMOスクエアの後に、SQ 5900ドライバーという四角形の後継モデルを出しました。
これは、日本企業の製造工場(タイ)を使用した鍛造チタンドライバーで、ナイキゴルフとしても性能、品質管理面から画期的でした。

それをツアープロ用に改良したモデルを限定で発売したのですが、スチュアート・シンクやルーカス・グローバーが使用して、メジャー大会で勝利しました。
そんなこともあり、ツアープレーヤー向けモデルとアベレージゴルファー向けのモデルは、はっきりと違うものを表現した方が、わかりやすくモデルの個性が出やすいということになりました。それで、上級者向けの「VR」と、アベレージゴルファー向けの「SQ」の二つのブランドで展開することになったのです。


一般的な日本人ゴルファーの中でも、クラブに関する性能はもとより、打感や形状、美観へのこだわりや感性の鋭さは、アメリカのツアープレーヤー並みとも言われています。
そうした、日本人ゴルファーの嗜好を満たす意味でも、日本人である川口さんの開発をナイキゴルフは非常に重視しているといいます。
事実、日本で評価されるものが、ツアープレーヤーをはじめとしたグローバルなゴルファーに評判が良いとのこと。日本人のこだわりが、世界戦略モデルの開発に生かされているというわけです。

また、日本の製造工場とのコミュニケーションという意味でも、川口さんをはじめとする日本人スタッフの方の力は大きいようです。
実際にアメリカで開発されたマスターモデルも、製品化するには多くのハードルがあります。それは、品質の高い日本企業の製造と、ナイキゴルフ日本人スタッフの尽力のたまものというわけです。

次回は、新プロダクトである、「ナイキ VR PROブレードアイアン」、「ナイキ VR PRO コンボアイアン」、「ナイキ VR PROドライバー」について、さらに開発者のナイキゴルフ 川口洋さんのお話を伺います。

<関連リンク>
ナイキゴルフ 「OVEN」
ドライバーは超大慣性モーメントの時代へ(All About ゴルフ)




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