借金の返済・債務整理/これがキホン!お金を返す大事な話

借金整理する人の借金の始まりと心情変化(2ページ目)

お金のやりくりがうまくいかなくなり、借金整理を余儀なくされる人がいます。では、借金整理をする人はどのようにそこへ至るのでしょうか?好き好んで借金整理をする人はいませんが、借金整理を余儀なくされる流れは多くの方で共通していることがあります。借金整理に至るまでの流れをまとめました。

横山 光昭

執筆者:横山 光昭

お金を貯める体質改善ノートガイド

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お金を借りられないときの心情

借金整理の始まりと心情変化

借金が膨らんで、どうにも解決策がないときは、心も落ち着きません

今は改正貸金業法が完全施行され、総量規制のためにお金を借りられる限度額が年収の1/3以内と定められているので、その金額近くになると簡単に借りられません。
「これで借りるのは最後」と思っていても、収入の中では返済負担も大きくなっているので簡単に生活費は不足してしまうし、借りることができなければ生活ができない。そういう方がとても多いです。そして、いつも返済日を恐れ、返済できないかもしれない、怖い取り立てがあるかもしれないという大きな不安を抱え込み、精神的にも安定せず、生活のリズムも狂いがちになります。お金を借りてしまったことを後悔しながら、支払い催促の電話や怖い取り立てが来るのではないかといつも恐れています。

そのような状況から、それでも何とか逃げ切りたい、とだましだまし生活をつづける人、もうだめだと観念していても、弁護士さんにきっと叱られるから…と一歩を踏み出すことに躊躇している人、債務整理したら普通の生活ができなくなると誤解している人など、お金に追い詰められている人がとる逃げ行動は様々です。でも、やがてお金については右も左もむけないほど追いつめられてしまいます。そして、不安は極限です。いつもお金の事を考え、仕事など手につきません。

最後の砦?借金整理

こういった状況から抜けだすために、自分ができることはなんだろう?と考えることができ始めると、勇気を出して借金の相談をしてみよう、と動き始めます。相談できることはCMなどでも盛んにお知らせしていますから、多くの方がご存知ですよね。その結果が借金整理です。自己破産だけではなく、個人再生や任意整理など、さまざまな方法がとれるので、生活状況と今後の返済計画によって自分に合った整理方法を選んで行けます。借金でどうにもならない、というところで止まってしまうと、自殺や殺人など、思いがけない重大事項に走ってしまいます。それでは残念ですよね。
借金整理をすることを自分のプラスにとらえるのか、マイナスととらえるかでその後の人生は大きく変わります。借金を作り、借金整理に至るまでの気持ちや考え方としてはこれまでに書き記したようなことが多いと思うのですが、そのあとの人生を豊かにするか、暗いものにするかはその人次第。もっと言えば、借金整理は人生において大きな影響をもたらすことではないので、リスタートするための良いきっかけといえるのです。
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