こんな汚れはどう掃除するの?~タバコのヤニ、クレヨンの落書き~
白い壁は住まいを明るく、そして広々と魅せてくれる人気者。でも、ケアを怠ったら薄汚れてしまうのは道理。とくに喫煙するお宅は気をつけて! |
家族が喫煙する場合、ホコリで汚れる以前にヤニによる黄ばみのほうが気になり出すのではないでしょうか。
ヤニ汚れは非常にしつこいので、できれば汚れがたまる前に、「まめに」前述の壁紙掃除を繰り返して汚れが定着しないようにするのが一番のケアになります。
少ししつこく汚れが付いてしまった場合には、基本のお掃除の手順3~6を何度か繰り返します。「サンゲツ・ホームページ」によれば、洗剤液に5パーセント程度のアンモニアを添加するのも効果的だそうです。
クレヨンで落書きされてしまった場合には、家庭用中性洗剤の原液を塗布し、ラップ等でパック、汚れをゆるめた上で、ウエスで拭き取ります。それでも残ってしまう場合、湿らせて絞ったメラミンスポンジで少しずつ擦ると目立たなくなりますが、壁紙自体がはげるなど、かえって見苦しくなる可能性がある点、承知した上で試してください。
こんなときも掃除できるの?~カビが生えている場合~
壁紙(ビニールクロス)の表面、またその裏などにカビが生えてしまっている場合、表面を拭くだけでは、綺麗にできません。まず「壁紙を剥がし、カビをこすり落とし、殺菌剤を塗布・乾燥したうえで防カビ処置を施し、再度、壁紙を張り替える」必要があります。
※この壁紙張替えに関わる詳しい手順は『かべがみ技術教本』等、DIY本を参考に。また、自分でやる自信がない場合には、内装業のプロに依頼したほうが無難です。
一説によれば、一般家庭に貼られた「ビニールクロス」の寿命は7~10年程度だとか。この寿命を15~20年と持たせることができるとすれば、やはりケアの有無によるところが大きいはず。
壁紙のクリアリングで、お部屋の明度アップ!
明るくホコリ知らずのリビングで、さわやかな日々を過ごしましょう!
※必ず目立たない場所で、壁紙にシミ等ができないかどうか試してから、広範囲の掃除に当たるようにしてください。万一トラブルがあった際にもガイドは責任を負いかねます。ご了承下さい。
【AllAbout 壁紙(ビニールクロス) 】
●All About[住まいの性能・安全]なぜマンションの内装はビニクロが多い?
●All About[リフォーム]ステキDIY!プロに聞く!DIYのコツ職人の技
【参考サイト】
●[サンゲツ・ホームページ]壁装材について
【参考文献】
●暮しのコツと科学/南 和子(筑摩書房)
●かべがみ技術教本/荒川 達(六英社)