収納

これで片付く!洋服をスッキリ収納するコツ(4ページ目)

洋服収納で足りなかったのは、スペースではなく活用する力。洋服を脱いだまま積み重ねてしまう一歩手前で踏みとどまる、賢い収納術をお教えします。収納のピンチをスマートに切り抜ける方法を考えてみましょう。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

手持ちの家具の上を活かす

チェストの上にはミラーや花瓶などを飾って、ドレッサーにしても◎ 
家具を置きすぎると部屋が狭くなってしまいますので、基本的には家具を増やしたくないのですが、どうにもこうにも片づかないほどの状況にあるなら、何か手を打たなければなりませんね。

部屋の中にすでに手持ちの家具があって、しかもそれが背の低いタイプのものなら、その家具の上の空間を利用してみては如何でしょう。

引き出し式の家具は、たいがい目線よりも低い高さ寸法のものですので、そこから天井までの空間があいています。この空間が部屋にゆとりをもたらしてくれるのですが、それよりも実用が優先するなら、ここをうまく使うしかありません。 そこでここでも、既にご紹介した組立家具を使います。

この場合には、ハンガー掛け用のパイプを付けずに、棚だけで構成します。 幅と奥行きは、手持ちの家具がすっぽり入る寸法にして、高さは扉の高さと同じくらいが目安。

そして棚を4~5段つけるのですが、下2段には、たたんだ衣類を重ねて、上の棚には収納ボックスを置きます。 上に置いた収納ボックスは、季節はずれの服やレジャー用品などをしまっておくことに。

組立家具の材質と色は、手持ちの家具と相性のいいものを選んでください。

収納ボックスもアイボリーやベージュなどの布製だと落ち着いた感じに見えます。ブリキやプラスチックのボックスにするときは、部屋の雰囲気を壊さないようにご注意を。

部屋の広さや手持ちの家具、服の点数など状況に個人差はありますが、収納の基本的な考え方は3点です。

  1. 着ない服は処分する
  2. 部屋に備え付けられている収納スペースに収まる範囲で服をもつ
  3. 服を収める場所を決めたら、必ずそこに戻す

今回は、2の収納スペースに限界があるというケースを想定して、部屋の中にもうひとつの収納をつくることを考えてみました。たとえ収納を増やしたとしても、1と3のことも実践していってください。

収納が上手くいくということは、自分の生活を思い通りにコントロールできているということ。服選びに迷わない、収納で困らない生活のヒントをたくさん盛り込んだ ガイド著書「朝、着る服に迷わないハッピー収納術」 をどうぞご覧ください。*本の詳細はこちらにあります。

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