収納

これで片付く!洋服をスッキリ収納するコツ(3ページ目)

洋服収納で足りなかったのは、スペースではなく活用する力。洋服を脱いだまま積み重ねてしまう一歩手前で踏みとどまる、賢い収納術をお教えします。収納のピンチをスマートに切り抜ける方法を考えてみましょう。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

90センチ幅のラックを使った収納術

仮にラックの幅が90センチあるとすると、30本のハンガーが掛けられます。ダウンや厚手のコートが多い場合は、これよりも少なくなると思っていればいいでしょう。

背丈のある家具に圧迫感があるのは避けられません。ベッドやソファなどくつろぎの場を損ねない位置に置きましょう。たとえば、扉のある壁面を背にするというのが一つの解決法。
ここでもうひとつ並行して検討しておきたいのは、たたんでしまう服のための収納法です。

組立家具によっては、引き出しのパーツを組み合わせられるものもありますが、それがなくてもちゃんとしまえます。

どうするかというと、市販の引き出しケースを使えばいいのです。服をハンガー掛けすれば、その下にスペースができますので、床に引き出しケースを置いて、ニットやTシャツ、下着、ソックスなどをケースの中へ。これなら、普段よく着る衣類がきれいに収まります。

こうした使い方をするには、ハンガーパイプを取りつける高さが重要になります。

パイプは自分の頭の位置くらいまでが程良い高さ。それなら服を吊り下げたあとでも、その下にできるスペースにケースが置けますし、服の出し入れもしやすくて実用的です。

さらに、パイプの上にも棚をつけておけば、季節はずれの服やカバン、たまにしか着ないレジャー用の服なども収納できます。そのためには収納ケース選びにも気を配りたいところ。組立家具の幅と奥行きに合ったサイズのケースで、見た目にも部屋に馴染むものにします。また、高い位置に置きますので、出し入れしやすい持ち手がついているとか、モノを入れても持てる重さのものにしましょう。

ここまできちんと考えておけば、自分流にカスタマイズされた収納になるはずです。備え付けのクローゼットよりも、むしろ使いやすい形になるかもしれません。

一方で、服が見えていると落ち着かないということもありますので、そのときには布でカバーすることもできます。布カバーを取りつけるパーツを用意しているメーカーもありますが、ロールブラインドを付けたり、フラットな1枚の布をつっぱり棒で吊りさげるだけでもいいでしょう。

では次に、「ここまでする必要はないけれど少し収納を増やしたい」というときのもうひとつの方法をご紹介します。
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