予約給付型奨学金の例
前述のように、今熱い注目を集めているのが、給付型でなおかつ入試前に予約ができる「予約給付型」の奨学金です。あらかじめ大学に申請をしておけば、合格したときにはこの奨学金が採用になり、入学してから申請するタイプと違って安心度は高いといえます。大学に合格しなかったときには、奨学金を受ける権利はなくなります。
予約給付型の奨学金の例としては、次のようなものがあります。
■お茶の水女子大(東京都)
「みがかずば奨学金」
- 特徴 経済的な困窮度が高い学生に対して、優先的に採用する給付型の奨学金。1・2年次に30万円を給付。対象は最大で25人
- 申請時期 9月
「輝け未来!! 新潟大学入学応援奨学金」
- 特徴 入学時に必要となる学資の一部を、奨学金として給付する制度。返済は不要。一時金で40万円の給付で、対象は50人以内
- 申請時期 推薦入試10月、一般入試11月
「創価大学創友給付奨学金」
- 特徴 親の年収が給与所得者400万円未満、事業所得者150万円未満で、評定平均3.0など条件あり。入学金と授業料・施設設備費の半額を4年間給付。最大200人
- 申請時期 10月上旬
「めざせ!都の西北奨学金」
- 特徴 首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)以外の高校出身者が対象の給付型奨学金。親の年収が給与所得者で800万円未満、事業所得者で350万円未満、評定平均3.5以上など条件あり。年40万円を4年間給付で、約1200人程度
- 申請時期 11月、1月の2回
「知を愛する奨学金〔入試前予約採用給付奨学金〕」
- 特徴 対象は、東海4県(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)以外の高校出身者で、親の年収が給与所得者800万円未満、事業所得者250万円未満、評定平均3.5以上など条件あり。年50万円を4年間給付。50人
- 申請時期 11月頃
以上はあくまでも例です。他にも予約給付型奨学金を設けている大学はありますので、大学のサイトをチェックするほか、大学の入試相談会などの際に聞いてみましょう。
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