コンセプトは二人が住みやすいこと
約1年半前に住まいをリフォームしたOTOさんご夫妻。平成元年から今の住まいに暮らしてきましたが、お子さんが独立して、これからは夫婦二人での暮らしをゆったりと過ごせるように!とリフォームを考えられたそうです。そして「コンセプトは二人が住みやすいこと」。この考えに基づいて進めたリフォームは、お二人にとってとても楽しい時間だったそう。当初は「住まいのリフォーム博」へ足を運び、そこで見つけた住宅メーカーにリフォームプランを依頼。ところが思うような応えが得られなかったため、耐震診断だけが収穫だったという残念なスタートでした。
ライフスタイルを見つめる
次に出向いたOZONEで、建築家によるコンペティション方式があることを知り、そこでリスタート。暮らしのありようを、ひとつひとつこと細かに見つめ直すことになりました。1日の生活時間と過ごし方、どんな空間を望んでいるのかなど、ライフスタイルを具体化してプランを練ることに。ときには、お二人の意見が食い違うこともあり、じっくりと話しながら調整をしていったそうです。収納からインテリアまで絶妙なオトナの距離感がある
お宅訪問では「収納」取材が目的なのですが、「いい家族にいい収納」という大法則どおり、コミュニケーションをとる努力が住まいづくりに良い結果をもたらしています。そして、「建築家や大工さんのプロフェッショナルな仕事ぶりと、彼らとの出会いも貴重だった」と振り返るOTOさん。リスペクトしあう関係があったことが想像できる素敵なリフォームでした。次回記事では、その住まい方としまい方をご紹介します。