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カフエマメヒコ PART3…渋谷(3ページ目)

新しいマメヒコは、なんと純喫茶+パン工房+とんかつ! 意表を突いたとんかつパートの主役は、閉店した渋谷の定食屋「八竹亭」のおじさん。そして喫茶パートの主役は、マメヒコのおいしいレシピの生みの親、滝口博子さん。とんかつ定食も、自家製パンを使った小豆トーストも絶品です。

川口 葉子

執筆者:川口 葉子

カフェガイド

とんかつ定食、キャベツとごはんはおかわり自由

柔らかなホエー豚を使ったローストンカツ。

柔らかなホエー豚を使ったロースとんかつ。ナスもふっくら、つややかに揚がっています。

十勝の源ファームで大事に育てられたホエー豚は、低カロリー高タンパク、柔らかくてくさみのないおいしい肉質。いっそうの旨味を増すために二週間じっくり熟成させてから使います。

「とんかつをごちそうだと思っていた世代の人にぜひ食べてもらいたい。豚肉の厚さ、味噌汁の塩梅、お米の炊き方、ソース、ひとつひとつに試行錯誤を重ねました」

ごちそう感を出すため肉の部位を選んで厚切りにし、なおかつボリュームがありすぎて途中で食欲が失せないよう、ちょうどよい大きさにすることに苦心したという入魂のとんかつ。
おじさんがこがね色に揚げてくれるごちそうを肴に、ビールも進みます! ソースの小さな海に浮かぶマスタード&ケチャップ島の造形にも注目。
純喫茶スペースの奥に、とんかつスペースの扉があります。

純喫茶スペースの奥に、とんかつスペースの扉があります。

おかわり自由のしゃきっとしたキャベツは、とんかつの衣のサクサク感を水分で損なわないように、わざわざ別皿に盛るという心づかい。
ごはんも炊きたてのおいしさを大切にするため、ジャーでの保存時間を短くして、たとえお客さまが来なくて残ってしまっても、毎日3度も炊くのだそうです。

キャベツとごはんは、江尻おじさんをまめまめしくサポートする20代の女性スタッフが、絶妙のタイミングで「おかわりいかがですか?」と声をかけてくれます。けちけちしたところの微塵もない、気前のいいサービスを楽しんでくださいね。

※近日中にお持ち帰り用の「ロースかつサンド」(800円)も登場予定。
 

なくなりつつあるものに寄せる愛情

とんかつの後は、サイフォンコーヒーでしめくくるのです。

とんかつの後、喫茶に移動してサイフォンコーヒーでしめくくる幸せ。

3軒のマメヒコづくりを通して、結局、自分がやりたいことは『なくなりつつあるもの』をもう1回やることなんだと気がついたという井川さん。

「シンプルで、メニューの少ないとんかつ屋と純喫茶。昔ながらのそういうお店は、いろいろな人のニーズには応えられないけれど、街からなくなってほしくない存在。マメヒコPART2が好評で忙しくなればなるほど、『なくなりつつあるもの』をやりたいという気持ちが強まりました」

というわけで、次ページではマメヒコPART3のもうひとつの主役、純喫茶パートをご紹介します。

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