純喫茶+パン工房+とんかつ屋の驚き!

丁寧なおもてなしと斬新な豆メニューのおいしさで人気を博しているカフエマメヒコ。2010年10月、これまでとは全く違う発想のもとに3軒目の「マメヒコ・パート3」がオープンしました。

3づくしのカフェです。店舗は建物の3階にあり、純喫茶、パン工房、とんかつ屋(!)という3つのパートが響きあい、耳にしたことのない新鮮な三和音を聴かせてくれるのです。

端正でクラシカルな内装。入口で美しい波板ガラスの扉が迎えてくれます。

端正でクラシカルな内装。入口で美しい波板ガラスの扉が迎えてくれます。

またどうして、カフェでとんかつなんて大胆すぎる冒険を!? と首をひねってひらめいたのが源ファームのホエー豚。
マメヒコのメニューには北海道十勝の源ファームで育てられるホエー豚のハムを使った名作「ハムレット」がありますから、源ファームのおいしい豚をもっとみんなに味わってもらうために、とんかつを始めたのだろうと予想したのです。

しかし、それはたくさんある「マメヒコ・パート3の理由」のひとつにすぎませんでした。オーナーの井川啓央さんにお話をうかがうと、またもや驚いたりあきれたり感動したりすることの連続。
PART3もやはり、誰もが尻込みしそうなことにあえて挑戦するというマメヒコならではのスピリットに満ちていました。

実力ある大人たちが活躍する舞台として

クラシック音楽の流れる21世紀の純喫茶。メニューはサイフォンコーヒー・紅茶と絶品超厚トーストのみ。

クラシック音楽の流れる21世紀の端正な純喫茶。

従来のマメヒコには存在しなかったのがカウンター席。PART3には二つの長く美しいカウンターがあり、中に大人が一人ずつ立っています。このカウンターこそがマメヒコPART3の象徴。

新しいマメヒコの主役は、とんかつのカウンターに立つ元「八竹亭」店主・江尻栄市さんと、純喫茶のカウンターに立つ滝口博子さん。カフェはこの実力ある二人が活躍する場所として計画されたのでした。

とんかつと喫茶をつなぐパン工房

レンガの形につくってあるのは間伐材。スタッフ総出でひとつひとつ積みあげました。

レンガの形につくってあるのは、北海道にあるマメヒコ畑周辺の木々の間伐材。スタッフ総出でひとつひとつ積みあげました。

とんかつと純喫茶。全く異なるふたつのジャンルを結びつける役割をパン工房が果たしています。マメヒコではこれまでも店内で天然酵母パン作りに挑戦してきたものの、なかなかうまくいかなかったとか。

「あ、とんかつの衣はパンだ、と思ったんです」と井川さん。
そこで、純喫茶スペースの主力を超厚切りのふかふかトーストに決定。最高のトーストのために、角食パンをカウンターの奥に設けたパン工房の釜で焼き、そのパンの耳がとんかつにまぶすパン粉として活用されるのです。なんてみごとな三位一体!

今回の記事は、面白い物語がありすぎてとうていお伝えしきれないという悩みを抱えながらお届けします。次ページでどうぞ。