中学受験/中学受験の志望校選び・学校情報

東大寺学園中学校(3ページ目)

開校以来、生徒の自主性を重んじ自由な校風で知られる東大寺学園中学校。東京大学、京都大学、大阪大学といった超難関国立大学への高い現役合格率を誇る全国屈指の進学校です。その教育内容を紹介していきます。

籔 孝昭

執筆者:籔 孝昭

学習・受験ガイド

東大寺学園中学校の科目別入試傾向

東大寺学園中学の2010年度入試は、1月17日に実施。受験教科は国語・算数・理科・社会の4教科型と3教科型の選択制となっていますが、4教科受験生は各教科100点の400点満点で、4教科の合計と国語・算数・理科の3教科の合計点を400点満点に換算した得点の高い方で判定されます。

■算数
文章題分野と図形分野で全体の8割を占める。大問5題と問題数は少ないが、簡単な問題は少ないので、着実に標準問題を解くことが合否の分かれ目に。文章題では「場合の数」、図形分野では「容積」「対象図形」の出題傾向が高くなっている。

■国語
最難関中学入試にしては、漢字・熟語や慣用句に関する出題割合が高い。長文は物語分・説明文とも記述式の問題が出題されるので、日頃から記述対策を行うことをおすすめする。

■理科
物理分野の出題割合が高く全体の4割程度に。生物分野、化学分野、地学分野からはバランス良く出題される。問題数が多く、物理分野と地学分野では難問が出題されるので、時間配分に注意し、確実に解ける問題から解いていこう。

■社会
歴史分野、地理分野、公民分野、時事問題からバランス良く出題される。全体的に問題数が多いうえに、時事問題ではニュースなどで話題となった事件も出題されるので、教科書や参考書の知識習得だけではなく、日頃から新聞やニュースを利用して社会動向に関心を持つことも必要。

東大寺学園中学校、合否を分けるもの

統一入試日の後に入試が行われる東大寺学園中学は、統一入試日で灘中などの最難関中学を受験した生徒が併願受験します。男子最難関中学の受験者は算数が得意な生徒が多いので、日頃から算数の難問にあたり得点力をアップしておきましょう。

東大寺学園中学、入試情報

■募集人員:176名

■入試科目:4教科(国語・算数・理科・社会)または3教科(国語・算数・理科)の選択制。4教科受験生は各教科100点の400点満点で、4教科の合計と国算理の3教科の合計の4/3倍のうち高い方を総合点とする。3教科受験生は得点(300点満点)を400点満点に換算。

■入試日:1月17日

■合格発表日:1月19日 11時~15時 校内掲示発表

■入学手続き時 納入金
入学金:170,000円、施設充実費:80,000円

■授業料等(2010年度)
授業料:332,000円、教育充実費:310,000円、
育英会・その他経費:51,900円

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます