野性味あふれるクロヒョウさん
『クロヒョウ 龍が如く新章』の主人公は、従来の主人公桐生一馬ではない。「龍が如くワールド」の広がりを感じさせるスピンオフタイトルとなっている。
当然黒豹が主人公というわけではない(ここまで来るとむしろそういうゲームも遊んでみたくなってくるが)。高校生右京龍也が、神室町の闇の世界で暴力でのし上がっていくという内容。シリーズおなじみのキャバクラも健在だがこれは大丈夫なのか。
主人公のファイトスタイルはプレイヤーの好みで様々に育てることが出来るという「多様性」もウリの一つだ。
クロヒョウといえば、PS3にはクロネコが大活躍するゲームもあるじゃないか。
PS3で無料でプレイできる『週刊トロステーション』では、トロ、クロという2匹の猫が毎週様々なニュースを紹介してくれる。
中でもクロは「クロ枠」と呼ばれるオタクネタ専用枠を持つほどの濃いキャラクターを持ち、たまに「オイそこまでやって大丈夫なのか」的なスリルをも味あわせてくれる。大好きだ。
また、10月21に発売されたPlayStationMove対応ゲームとして、『フリフリ!サルゲッチュ』というソフトが12月9日に発売される。
PlayStationMoveを購入すると付属するディスクに体験版が入っているが、PlayStationMoveを網などのメカに見立ててピポサルを捕まえるゲームとなっている。
人間だって生き物じゃない
こうして見てみると、人間以外の生物が主人公というゲームは意外にもたくさん有ることに気付かされる。しかし、あれ、人間だって生物じゃないか、と思うと、人間が主人公のゲームだって含まれるわけである。
生物多様性という観点から人間を見ると、人間は主に「生物の多様性を阻害する」存在である。環境汚染なり、生物の乱獲なり。
人間がいるから多様性が損なわれるわけで、それをなんとか元通りにしなくちゃね、というわけだ。
もちろん人間が居なかったところで、天変地異やら何やらで生物の危機なんてのが訪れるかも知れない。しかし人間の存在により、おこがましくも生物を守っていくことだって可能かも知れない。
そう考えれば、ゲームで生物多様性を考えるというのもなかなか面白いのではないかと思うのだ。