株・株式投資

「どこでもドア」が経済に与えるインパクト(2ページ目)

ドラえもんの道具は、非常に魅惑的で興味深いものがたくさんあります。その中で、人気があるのはやっぱりどこでもドアでしょうか。瞬間移動を可能にするその道具が実現したらどうなるのか?

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

  • Comment Page Icon

時間を投資するための「どこでもドア」

どこでもドアを使うことは、距離を超えるということ、そして何よりも時間を超えることに等しい。移動に1時間かかる人が、どこでもドアを使えば瞬間的に行きたい場所に行くことができるのだ。これは移動とそれにかかる時間の概念の崩壊になるのかもしれないが、一方で、時間の使い方を意識している人にとっては、どこでもドアは単に移動が楽とか時間の短縮という発想ではないような気がしている。

そもそも移動時間を短縮して、その分を違うことに使うのであれば、それは時間の投資に他ならない。あるいはレバレッジをかけることに等しい。こういった発想を持つような意識改革がなされ、それが浸透してくれば、多くの人はどこでもドアをビジネスツールの1つにするはずだ。

どこでもドアを使って時間を創造する 

「どこでもドア」があれば、時間の短縮だけではなく「時間の創造」という概念を持てる。

「どこでもドア」があれば、時間の短縮だけではなく「時間の創造」という概念を持てる。

短縮という考えは、時間を生みだすこと、つまり「創造」に等しい。移動のために1時間がつぶれるところを、逆に1時間確保ができる。これは、まさしく作りだすということなのではないだろうか。この考えがあるのであれば、今1日は24時間だが、どこでもドアを使うことによって、25時間にも26時間にもできるのではないかと思っている。

時間を作りだすとともに、効率化がなされれば、経済はもっとよくなってくるのではないだろうか。時間を失うことほどもったいないことはない。そして、取り返しがつかないという点においても、どこでもドアの効果は大きい。
 

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます